身の丈にあったサービス

前回も書いた(株)イー・マーキュリーですが、mixiが大きくなるまで支えてきたのは、求人サイトのFind Jobでした。

Find Jobは当社もWeb系の採用では、何度も利用させていただいています。
世の中には数多の求人サイトがあって、最大手はリクルートのリクナビです。その次に中堅どころがいくつかあって、あとはちょっと特色があったり業種や職種に特化したサイトという感じでしょうか。
当社がお手伝いしているGUPPYというサイトは医療系に特化して、その中ではトップクラスとなっています。

採用の世界は基本的に売り手市場なので、求職者は無料、求人したい企業がお金を出すモデルになっています。
この求人企業が出す費用というのがピンキリで。
大手のサービスは、求人情報掲載1件に付き数十万の費用がかかります。その代わりバッチリ営業さんがついて、原稿も書いてくれて、写真も撮ってれて、場合によっては動画の撮影・掲載もしてくれる。
それはそれで、よりよく採用内容を紹介するものとして有効な手段だと思います。


でも、当社のような中小企業で年がら年中採用活動をしているわけではなく、原稿は自分で書いても写真は自分で撮ってもいいからというときに、Find Jobのような(GUPPYもそうですけど)自分で情報登録する代わりにリーズナブルなサービスがあるのはありがたいことです。
もちろんそれで採用に至る可能性があるというのが重要です。安価に越したことはありませんが、残念ながらすべての職種でFind Jobが有効なわけではありません。必要に応じては大手さんのサービスも利用して結果を出すことになります。

ただ、そのときどきの身の丈にあったサービスを選択できるというのがWebサービスのよいところなのではないかと。
シーブレインでは、選択肢として有効なサービスを提供できるようにしたい、提供するお手伝いをしたいなと思っています。

触身仏―蓮丈那智フィールドファイル〈2〉 触身仏―蓮丈那智フィールドファイル〈2〉」by北森鴻

amazonで「身の丈」で検索したらこれがトップでした。
異端の民俗学者蓮丈那智シリーズ。
学者美化ものはさまざまありますが、ぃゃーいないって、と思うのは失礼でしょうか。
明るい話ではないのですが、男勝りで美人でクール&ちょっと情けないお人よしの助手というステロタイプなので気楽に楽しめます。
ちなみにTVドラマ化されたときは、木村多江(帯写真)さんだったらしいですがちょっとイメージ違う(女っぽすぎ)かなぁ。内藤三國役ウッチー岡田義徳くんは順当。むしろ無難すぎ。

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ソーシャル・ネットワーキングというサービス

mixiを運営している(株)イー・マーキュリーが(株)ミクシィに社名変更するとアナウンスされました。

営業もやっている身からすると、まぁ当然でしょうと。
今や250万ユーザーですからねぇ。
つかみは重要なので、「イー・マーキュリーの○○です」というより「ミクシィの○○です」と言うほうがなんぼも。

ご存知の方も多いかと思いますが、mixiは日本においてほぼ一人勝ちの「ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)」です。
SNSの定義は微妙に色々あるのですが、日記(ブログ)+掲示板(同じ興味をもつ人のコミュニティ)+メセージ(メール)+αで、人が集まってコミュニケーション&ネットワークを拡げる場とでもいいましょうか。
世の中のSNSには「招待制(一見さんお断り)」と「非招待制」のサービスがあり、mixiは前者です。
そして招待された人ばかりだから安心、という性善説に則る前提で運営されているサービスです。

もちろん人が増えれば色んな人がいて、悪いことをする人もいるし、いい悪いじゃなく志向の違いも出てきます。
現実として数十人の会社内人間関係に疲れる人がいるように、そのコミュニティの人間関係に疲れる人も出てきます。
でも、(全日本人平均的に押しなべてではなくmixiユーザーが投げるとして)2、3個石を投げたら当たるくらいの規模になってきたら、それは当たり前、逆に皆がハッピーだったら宗教です。
なのに「安心」と思っていろいろさらけ出している人が氾濫しているのが、ちょっと怖い感じがしますが。

mixiの成功をみて、色々なところがSNSに参入しましたが、ビジネスとしては決して楽な道ではないようです。
でも、人が集まってある志向のコミュニティを形成するというのはビジネスにとってとても魅力的なことです。

当社も医療系学生向けSNSのCanPass*Netの構築・運営を担当させていただいていますが、これからはmixiが一人勝ちになった汎用的なSNSではなく、もっと隙間的な、単体で収支が成立するわけではない付加価値としてのSNSというのは増えていくような気がします。

早わかり 図解&実例 よくわかる!ソーシャル・ネットワーキング 早わかり 図解&実例 よくわかる!ソーシャル・ネットワーキング」by山崎 秀夫・山田 政弘

京大でSNS研究会ができたりしたようですが、ソーシャル・ネットワーキングというのは社会学的には結構興味深い研究対象なのではないかと思います。
というあたりの硬もちょっと取り込んだ(基本は軟)、mixiが伸してきた比較的早い時期に出た解説書です。

ここでも触れらていて、SNSというと何かと引き合いに出される「6次の隔たり」やミルグラムの「Small World Project」ですが、「世界中のどんな人へも6人を経ればたどり着けるという理論」みたいに書かれていたりして、そうだっけ?と思って検索したら、こんな解説がありました。
信じたい心を増幅するネットワーク」。そうそう。

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flickr:APIを公開すること、使うこと

flickrというサイトがあります。
del.icio.usよりも先にYahooに買収された、写真をストレージ&共有するWebサービスです。

いわゆるフォトアルバムサービスは他にも色々あるのですが、圧倒的にflickrが抜きん出ています。
そうなったのは、以下のような理由ではないでしょうか。

  • 無料で使用できる機能が充実している(公開の設定や加工ツールなど)
  • ブログ投稿との連携
  • 同じテーマで色んな人がアップする「グループ」や掲示板やコメントなどのコミュニティ機能
  • ソーシャルブックマークと同様「タグ」をつけて、そのタグなどで検索できる
  • APIを公開していて、あちこちで各種のツール(おもちゃ)が作られている

特に最後に挙げたAPI(そのサービスを他のサービスに組み込む手段)を公開して、他力にもゆだねてみるというのが、最も興味のあるところです。
(おもちゃ)と書いたように、作られたツールは必ずしも「便利な、役に立つ」ものではなかったりします。でも、「へぇー、こんな風な使い方も考えられるんだー」という感心が、元のサービス周辺を活性化させているように思います。


例えば、この数日の間に公開されたおもちゃ「flickr logo maker
単語を入力して[make]ボタンを押すと、flickrテイストのロゴを作ると同時に、flickrに登録されている中で入力した単語がタグに使われている写真を検索して表示します。
flickr logo maker
それが何か?
とも言えますが、へーって。

他にも

  • 手書きした絵に近い登録写真を検索する「retrievr」とか
  • 登録されているタグの数を競わせる「flick rTagFight」(もちろん結果は写真つき) とか
  • 入力した文字を、登録されている写真で表現する「Spell with flickr」とか
  • カラーチャートから選んだ色に近い写真をかきあつめてくる「Color Fields Colr Pickr」とか
  • 登録した人の位置情報で写真を地図上にマッピングする「Flickermap」 とか。
  • 入力したタグと関連するタグを視覚的に表示する「Flickr Related Tag Browser」とか

山ほどあります。
それが何だっちゃそれまでの"おもちゃ"なんだけど、こういうものが次々出てくるflickr自体の魅力を感じませんか?

まぁ、そんなことも考えながら仕事していきたいなと。

フリッカー式―鏡公彦にうってつけの殺人 フリッカー式―鏡公彦にうってつけの殺人」by佐藤友哉

「フリッカー」というのは蛍光灯とかディスプレィがチカチカするあれのことなんですが、グーグル先生で検索すると1位になるのは、このユヤたんこと佐藤友哉さんのファンサイトですね。

メフィスト賞で20歳でデビュー、いわゆる引き篭もりで妹萌えで脳内暴力です。
またそれを持ってきちゃうオレもオレだけど。
この後も「鏡家」サーガを書くんですが、それはサリンジャーの「バナナフィッシュに最良の日」グラース家へのオマージュなんだよ、ってことで。

なにが"ことで"だか。

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バイラルCM

バイラルCMというのをご存知でしょうか。

バイラルとは、ウィルスのようにあっという間に広まるという意味をこめて「viral」、インターネット限定コマーシャルのことです。
昨年あたりから日本でも注目されるようになって来ました。
有名どころでは「サザエさん一家のipod」とか。
オダギリジョー「続きはネットで」ライフカードはTVCM連動だからちょっと違うか(番外の劇団ひとりのがくだらなくておかしい)。

インターネット限定で何がメリットかというと、TVCMだったら規制されてしまうような内容・表現手段を使えるということですね。あと制限時間もないし。
なので、商品本体のアピールからちょっとずれても話題になればよいというような、ちょっと過激なものも出回っています。
また、広まることが目的なので、著作権がどうのとかあんまりうるさいこと言いません。どんどんダウンロードしてね、自分のサイトにでもアップしてね、URL紹介してね、って感じです。
それがまさにネット向きで、検索していただけばそんなバイラルCMを紹介するサイトがいくつも出てきます。

規制がないという状態が未来永劫続く保証はもちろんありません。
上からの規制はネットにはそぐわないし、もし規制されたら逆にアングラ的に盛り上がるかなぁ。
でも、上からではなくても「自主規制」の可能性やマイナー化する可能性はありますよね。
大手を振って作品としてバイラルCMを楽しむことができるのは、今が花かも。

シーブレインではFLASHを使った動画や簡単なゲームの制作もしていますが、エンターテイメント系・アート系ではなくビジネス系なので、バイラルCM自体に関わることは今のところないでしょう。が、デザイナー達も表現テクニックや動向には興味を持ってチェックしていると思います。


だめじゃない2004~富岡聡仕事集1999-2003~
だめじゃない2004~富岡聡仕事集1999-2003~

"聞いたことある"を越えてバイラルに興味をもったのは、タイトーのPSPゲーム「EXIT」のCMを見てから。
バイラルはネットものだけに正直クオリティがイマイチなものもあったりするのですが、これはスピード感&クオリティばっちりです。
クリエーターの富岡聡さんは深夜のTV番組で「コインランドリーXYZ」を観て以来とっても気になっていたので、このDVDが出たときは喜び勇んで買いましたとも。
個人的には映像作品は音楽も命だと思っていて、「コインランドリーXYZ」のハマり具合がツボで。

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サーバ力:馬鹿じゃないよ、チカラだよ

最近自分が使っているWebサービスや、お客様が借りているサーバのトラブルがいくつかありました。
完全にダウンしてしまう場合もありましたし、そうでなくてもかなり「重い」ものがたくさんあります。

利用者としてみるとサーバのトラブルは「ちぇっ、迷惑」なのですが、自分達でもサーバを管理をしているサービスがあるので、ぅゎーとぞっとすることもあります。

ソフトウェアの開発技術力も上をみたら際限はないのですが、ハードを含めた「サーバ力」は更にハードルが高いように思います。実際にカリスマプログラマーのいるサービスでもパフォーマンスがイマイチなものもありますし。


GoogleMapA9で、みんながおぉーと思ってすぐに、色々なAjaxサービスが出てきました。
Googleが次々リリースしているサービスはすごいと思いますが、システム自体は真似して作ろうと思えば作れるような気がします。もちろん簡単ではありませんが。
簡単には真似できないGoogleの真骨頂は、1万台超といわれるサーバで分散処理を実現している「サーバ力」なのではないでしょうか。めったに落ちないし遅くも感じない。

シーブレインのサーバ力はまだまだです。
パフォーマンスを上げる試みやチューニングをしたりはしますが、数多くのサーバをいっぺんに動かすような実績はありません。
もしその必要があるプロジェクトが立ち上がって、それが自社サービスであればトライ&エラーでやっていくのでしょう。それがお客様のサービスをお預かりするものであれば、信頼できる技術をお持ちのところに協力していただくのだろうなと思います。

痙攣的 痙攣的」by 鳥飼否宇

ミステリーをあまり読まない方々はご存じないかもしれませんが、"バカミス"という分野があります。
ミステリーって元々割と何でもありなんですが、荒唐無稽にも程があるってヤツラです。
端からそれを狙っているハジケ系と、一見そうじゃないものがあって、これは後者なんですが、私の読んだ去年のバカミス大賞短編連作。
シチュエーションとしては伝説のロックバンドであったりパフォーマーだったり現代アーティストだのサブカル色満載なんですが、そんなことはどうでもよくなる最後は唖然。
だって○○だよ・・・。バカだ。

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手のひら返し

コロッとね。

いやぁー返すものですね、マスコミだのってやつは。一斉に。
肩入れしているわけではないのに、しみじみしてしまいました。



魔王 魔王」by 伊坂 幸太郎

在庫一掃直木賞とれずに在庫に入った感じ?の伊坂さん。イメージ的にはすんごい好青年。
今までの作品も結構よいのですが、何か「これで出し切っていない」感、「100%じゃない」感を持たれるようで。私も持ったけど。
これは世間の評価にはむかってみたというか、一転政治的に見える「ファシズムへの嫌悪」を書いてます。
ただ、インタビューなどで本人も言っているようにそれがテーマなわけではなく単なる題材で、本人はamazingが書きたかったと。要は流されずにちゃんと自分で考えようよということだと受け取った。
これまた別の意味で100%じゃないけど、これを書いちゃうってとこが私は好きかも。

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分担する or 全部やる or die

結論:プロジェクトの規模や内容に合わせて、適切に役割分担する


んな、あったりまえな・・・。

山本が書いていることにケチをつけているわけではありませんが、
シーブレインでは「余裕がない」からではなく、敢えてUI専任者を置いていないつもりです。
それは"UI担当者"を置かないということではありません。
UI設計のスキルはデザイナーにもプログラマーにも必要なので、それぞれに担当して経験を積んで欲しいと思っています。

UIに限ったことではなく、サイト構築においてデザイナーとプログラマーの領域はどんどん接近してきています。
弊社でも現状「JavaScript」や「smartyテンプレート」はどちらの分担とも決まっていない感じです。
プログラムの書けるデザイナーやデザインのできるプログラマーも増えてきているのではないでしょうか。

もちろんプロジェクトの規模によるとは思います。
大規模な構築をやっているところでは、以下のような分担をしていたりします。

  • UI設計の専任者がいて
  • デザイナーはデザイン(グラフィック)だけ
  • CSSの設計者がいて
  • コーダーがひたすらHTMLコーディング
  • プログラマーはもちろんプログラムだけ

あと、FLASHムービーを作るのでも、

  • デザイナーがひたすらパーツを作り
  • FLASHer(?)がひたすらスクリプトを仕込む
とか。

それが効率的でもあるのでしょう。品質を保つことができるのかもしれません。
でも、それをCSSで表現するのにどのような手段を使うのかとかActionScriptで何ができるのかとかを知らないまま絵を描くデザイナーは欲しくない。UIを念頭に置いた画面を考えられないプログラマーは欲しくない。
自分の範囲しか知らなければ、効率化や品質を上げるための新しい発想は出てこないし、第一それじゃぁ仕事も楽しくなかないですか?(あるいは専念できてスキルアップ感があるのかなぁ。)

ひとりで何もかにもやっていたら「もっと分担しようよ」という話になりますし、あんまり細分化しても「きっちり縦割りはよくないよ」という話になるので、過度は禁物かと。
という当たり前の話でした。

エクスポジション ドゥ ビュバー―ボールペンが当たり前じゃなかった時代、冷蔵庫が電気じゃなかった時代のインク吸い取り紙・ビュバー エクスポジション ドゥ ビュバー ― ボールペンが当たり前じゃなかった時代、冷蔵庫が電気じゃなかった時代のインク吸い取り紙・ビュバー」by Le cafe 421

1950~70年代に、フランスではインクの吸い取り紙「ビューバー」が広告媒体だったそうな。
その解説とコレクション。イメージ的にはおしゃれな配られティッシュって感じでしょうか。
写真がきれいで、見ているだけでもいかにもおフランス(一部レトロアメリカンテイストでもある)で楽しい。
著者は雑貨やさんで、装丁が雑貨っぽい趣です。

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かえるかわない

でもグッズはかってる。

かえる好きなわけじゃないと思うんですけど、
ついついというか何か、買わなきゃという義務感というか。

かえる   かえる
かえる かえる かえる かえる


写真へたくそだなぁ。
最後のお風呂に浮かべるやつだけティスト違ってかわいげでしょ?
暗い中でライトをつけると、この薄笑いがボーっと光ってすんごい不気味なの。
というのを暗い中で撮ってみたんだけど、フラッシュ光ってだめですね。

やっぱ高感度カメラ買わなきゃ!(要は、そういうことです)

蛙のうた―草野心平詩集 蛙のうた」by草野心平

蛙と言えば草野心平。読んでいないのですが、個人的には草野心平という人に関心を持つポイントが2つ。
  • ひとつは、中原中也の追悼で詠んだ「中原よ。地球は冬で寒くて暗い。ぢゃ。さやうなら。」
    この「地球は冬で寒くて暗い」というフレーズがなんとも印象的で。
  • もうひとつは大昔、アルバイトで銀座の資生堂パーラーに行ったら、レンギョウ忌(高村光太郎命日)の集いのサービスで(ってことは4月2日)、心平おじいさまが出席されていた。
    その日はたまたまめずらしい4月の雪で、「光太郎の死んだときも雪だった」とベロベロに泣いていらしたのを強烈に覚えている。
    昔の記憶なので仔細保証の限りではないけど。

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Webデザインの木と森

デザインしかも"ホームページの"デザインというのは、好みに左右される面がままあって・・・という話は次の機会にまわすとして、
「プログラマー」と「デザイナー」だとデザイナーの方が簡単になれそうかも、というのは大間違いだよ、ってのは今回はさておいて、
もちろんデザイナーにはセンスが必要だけどプログラマーもセンスがなきゃ駄目だよ、ってのも今回はさておいて、
Webデザインのある領域の話です。

シーブレインのWebデザイナーたちは、バリバリにグラフィックデザインをやっていた人たちではなくてWebの世界でデザイナーとして経験を積んできているスタッフです。
カリスマデザイナーはいませんし("カリスマデザイナーの役割"を引き受けている人はいます)、当社が手がけるものが企業サイトが多いこともあり、あまり派手派手しくないデザインが主流となっています。
そしていわば実用的なデザインだけに、提案するものの説得力を持つためにユーザビリティの観点は必ず組み込むように心がけています。

というのも今回はさておいて。

「木を見て森を見ず」という戒めの句がありますが、デザインにおいては逆もまた真といいますか、「森を見て木を見ず」でも駄目なのではないかと思っています。
たとえ、枝葉(余白のとり方であるとか、字間行間であるとか、線一本の太さとであるとか、フォントの選択であるとか、意図的な改行ひとつとか)を見ずして、すばらしいデザイン=森ができたとしても、それはまぐれでしかない、というかプロの仕事ではないのではないかと。
いくら画期的でも、そこをきちんとできた上で敢えて壊すのでなければ、多くの目をかいくぐってはいけないのではないかと。
モ…もとい原理主義的なグラフィック/テキスト論は別途ということで今回は除外)

しろうとデザインの氾濫を批判するということではなく、自戒としてそう思うのです。
その上で色々な愚痴があるんですけどね。
で、さておいたことに続く。かも。

昔読んだものに、ファンタジー(それはゲームのことだったと思う)において作り上げられた優れた世界観の中では、石一つにも名前がつけられている、というような言葉があって、それが何だったのかも思い出せないし私の曲解かもしれないんだけど、それに近い感じ。

鉄塔 武蔵野線 鉄塔 武蔵野線」by銀林みのる

「ファンタジーっつたらあれだろう!」ってものを外しつつ。
第6回日本ファンタジーノベル大賞受賞作。
子供がね、鉄塔に番号がついていることに気付いて番号順に辿っていくという、子供にしちゃあの冒険譚。映画化もされました。
メタファ的にとらえれば多くの人のノスタルジーをくすぐる、ある意味お上手な話かも。
私は穿らずにファンタジーとして楽しめましたけど、これ一作で消えちゃったのかな?

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文系、理系・・・

「それなのに(あるいは、「あんたでも」)大丈夫なの?」

って言われたりします。
無理やりamazonでもバレバレの文系丸出しの私です。

「インターネットのお仕事」は一般的には理系の範疇なんでしょうかね。
そんな私がやっていけているのかと、旧知の友人(not IT系)は思うようです。

まぁ大船に乗って大丈夫なわけじゃないんですけど、
ってか自分でプログラム書いてたりするわけじゃないし。
でもこの業界が理系独壇場かと聞かれれば、そうでもないよと。
ここに居ようとすればいくらでもやれことはある、と。

ちなみに当社の開発者は元文系だらけです。
そこのあなた、そういうことだから
やる気さえあれば大丈夫だから。


話変わって、理系/文系論といえばモテとか非モテとかの話題があるんですけど(ごく一部?)、
そこには文科系/体育会系軸も持ち込んだ方がよいのではないと、かねてから思っています。

もう私にゃ関係ないっちゃないんだけど、むしろそっち方がポイント高いような気がするんですけど。
組み合わせてみると、モテ順の個人的な見解としてはこんな感じでしょうか。

男子
文化系体育会系
文系31
理系42
女子
文化系体育会系
文系43
理系21
  • ちなみに「文系」は理系以外(いわゆる文ではなくモテそうな経済・経営とか美術系とかも含む)ってことで。そう言ったら「文系・理系」は意味ないかも。
  • ちなみに文系文化系視点なので、理系の女子は数的にモテそうという偏見かも。
  • そして就職戦線においては、熱血体育会系がもてはやされた時代があったというイメージに捕らわれてるかも。

でも、自分の位置によって1モテは変わってくるような気もする。
↓こんな感じ?(あんまり深く考えて線引いてない)
060106.gif

いや、さらに貧富軸も導入して3次元にして・・・そりゃ面倒なので断念。

えーっと今日は何の話だっけ?

ユリイカ 2005年11月号 特集 文化系女子カタログ 文化系女子カタログ

言われてみればそこがオレの居場所、みたいに当てはまってるはずなんですけどね。
ぃや、悪くないんですけど立ち読みしても買わなかった違和感とか物足りなさ感とか。
ぃや、全然悪くないんです。私は拾い読みで満足しちゃっただけで。

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User Oriented Web

あけましておめでとうございます。

新年の所信表明でもと思ったのですが、
改まってではなくて、昨年社内で「自分達のWeb制作業務は何を目指したいのか」ということを考えたときのキーワードを挙げてみます。

User Oriented Web : ユーザ志向のWebサービスを提供する

自社でWebサービスを運営していたら、当たり前のことではあります。
でも当社が携わっている「企業サイトの構築」分野では、「サービスを提供する」という考え方よりも「情報発信する」という考え方になりがちです。
もちろん情報発信だとしてもターゲットユーザの想定はしますし、結果としてできあがるものはそんなには変わらないかもしれません。
しかし、「すべてのサイトはユーザにサービスを提供するものである」という基本に立って進めていけるようになりたいのです。

提供するサービスなんてないよ、とおっしゃられるかもしれません。
ダイナミックなサービスでなく静的な情報提供であっても、ユーザがそれを求めるのであればそれはサービスと言えるのではないでしょうか。

では、「サービスを提供する」スタンスは、クライアントにとってどんなよいことがあるのか?
費用対効果と言われても困るのですが、個人的にはMUSTなのではないか、その発想にならなければ生き延びていけないのではないかと思っています。

だからこそ敢えて「User Oriented Web」。

そのUser Orientedなサービスを提供するサイトを構築するために必要な施策とは?現時点では次のようなものだと考えています。

  • ユーザが求めているサービス(提供するサービス)は何かという分析・企画
  • 提供するサービスを求めているユーザがそのサイトにたどり着くための対策
  • 来訪したユーザーが快適にサービスを受けるためのインターフェース
  • 提供するサービスの質を維持・向上するためのしくみ

そして、それらの施策を具体化するための以下のような技術に取り組む、というのが現在のシーブレインWeb制作事業の方向性です。

  • 各種サービスの情報収集スキル
  • 検索エンジン対策などのノウハウ
  • ユーザインタフェースの設計
  • ユーザビリティ・アクセシビリティを実現するためのデザイン技法やコーディングなど
  • コンテンツマネジメントシステムのノウハウ

もちろん現実では、そんなこととはかけ離れた泥臭い事態との格闘が大部分です。
でも単に志なだけではなく、着実に歩いている。はず。

そんな私達ですが、本年もよろしくお願いいたします。

南方熊楠―地球志向の比較学 南方熊楠―地球志向の比較学」by鶴見和子

"志向"つながり。無理やりレビューは継続してますねー。ってヒトゴトのように。

民俗学の変人巨人南方熊楠を取り上げた本は、一時期ブームもあって数多あります。そんな中でこれは多分良書です。
正直一昔前であまり覚えていないのですが、熊楠に興味があって読んだ後、興味は強化されて、白浜の南方熊楠記念館とかも行ったなぁと。
この時代の文豪とかも面白いですが、最強オタクの如く型破りな熊楠はとても魅力的ですって。

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