レビューとかと「個性か頑固か」

当たり前のことですが、シーブレインではすべての業務において、お客様のレビューに出す前に「社内(グループ内)レビュー・テスト・チェック」という工程があります。
Webサイト制作でアプリケーション的なものが含まれる場合は、(社外ユーザーテストを確保できる予算もスケジュールもない事がほとんどなので)他の仕事をしているスタッフにもテストしてもらいます。
当社の多くの業務はフリーでやっている方も多数いる業務ですが、この「社内レビュー」でエラーを減らしてクオリティを保ちつつ、社員のスキルも高めるというのが「会社」でやっているメリットの1つだと思っています。

社内レビューで一発OKということはほぼなくて、何らかの指摘が入ります。
Web制作の話に移すと、プログラムでもデザインでも、コードレビューや細々の技術チェックははしかるべき担当者がするので、私は主に「機能」や「項目」や「見た目」や「UI」が、顧客要件や当社水準を満たしているかをチェックすることになります。

そこでのフィードバックで、明らかなミスではなく、グレイゾーン(この幅が人によって違う)の指摘だった場合。
グレイゾーンというのはデザインの細かい事だったり、画面の項目とかボタンの並びだったりちょっとした文章表現だったり、ま、取りようによっては好き嫌いとも言える領域なのですが、対応のばらつきが出ます。
血気盛んな新人さんは「いや、こっちの方がいいと思います」とか言ったり、ハイと言いつつ変えない人もいたり、何とかしようと深みにはまったり。


それが悪いというわけではありません。
自信や信念を持って仕事をする事は大切なことだと思います。逆に考える程にゴールが見えなくなるような経験も必要だと思います。個性は活かして育っていってほしいし、みんながみんな既存のシーブレインカラーじゃうちだって育たないし。

でもね。
些細な固執は先々損だよ、主張するポイントを間違ってるよという場合もあるのです。
そこを伝えきらない私がまだまだ未熟なのかなぁとか。

あれ、愚痴っぽくなってます?
いやー、考えてみたら現実的には頑固者はあんまりいないですけど。
世の中の「ささやかな個性万歳」モードとか「プチクリ」とかに触れるとついついあのなぁと思っちゃうんですよね。
プチクリ自体が悪いってわけじゃないんですけど、まぁ趣味でやっててくれる分には全く構わないんですけど、その開き直りの幅とかプチといいつつの優越感とかね。

自分自身も歳をとるごとに守りの手管とか身につけて頑固になっているだろうと思うので、可能な限りは自戒しようと思う気持ちが必要だろうってことで。

告白 告白」by町田康

プチクリったらあれとか、世界の何とかの花とか出さないですって。
で「頑固」はもちろんのこと「個性」で検索した600何件に読んだ本が入ってなかったんですよ。
困ったなぁってことで書き損ねていた一冊。
去年のMyBestは「ベルカ、吠えないのか?」と書きましたが、甲乙つけがたかったのがこれ。

河内音頭で語り継がれる「河内十人斬り」の熊太郎の物語、ぶあついです。
延々と何故彼が殺人をするに至ったかが語られます。その心情を納得するまで語られます。裏目裏目でどんどん駄目な方へ行く近代的自我が語られます。読んでて辛い。
だけど何故彼が殺さなければならなかったかは納得がいってしまう。そして、にありーいこーる何故人を殺めてはいけないかということも。
あの町蔵がねぇ。

パンク侍、斬られて候」で開眼した庶民ベースのはっちゃけ歴史モノ語り口というのでしょうか、確立してます。「くっすん大黒」の文体が肌に合わなかった人も、もう一度だけ試してみる価値ありだと。

WEBサイト制作のことなら株式会社シーブレイン(横浜)までご相談ください。

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