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Webサイト制作の始まり

今日はシーブレインの「Web サイト制作」のルーツについて話します。
うちの共同創業者である後藤専務は、CTO(最高技術責任者)とも言うべき技術面の象徴です。彼女は前の会社で大手コンピュータメーカーの F 社に派遣され、17、8 年前からマニュアルの電子化に関わり、DTPTeXSGML といった文書処理技術を最先端で経験してきました。マニュアル電子化の意義は主に、制作工程の短縮、品質の向上、情報の再利用(ワンソースマルチユース)、の 3 点にあります。ただ、1990 年代初期までは、最終的にユーザーに提供する形態は「紙(本)」が圧倒的でした。

しかし、1993 年 NCSA Mosaic というブラウザが現れ、インターネットが一般に普及し始めたのを機に、マニュアルの世界でも大きな変化が現れます。ユーザーが手にする形態までもが電子化された HTML 形式マニュアルの出現です。マニュアルをオンラインで配信することによって、制作コストの劇的な低減、タイムリーな提供、メンテナンスの容易性を実現できるようになるわけです。F 社もマニュアルの HTML 化にいち早く着手し、後藤とそのチームもその作業に関わっていました。その後 1995 年に現在の会社をつくり独立したわけですが、彼女がいたからこそうちの Web サイト制作事業は可能でした。

会社を作った 1995 年は、Windows 95 が発売された年であり、日本のインターネット元年とも言われる年です。世の中の企業がホームページというものに関心を持ち、うちにも人づてに制作依頼が来るようになりました。そして 1998 年、マニュアル作成とは別の事業として Web サイト制作を本格的に始めることにしたのです。今では PHPMySQL などを使った Web アプリケーション開発まで手がけていますが、ここに至るまではいろいろ試行錯誤がありました。その話はまた別の機会に。

【本日の昼食】渋谷「夢吟坊」のとろろせいろうどん
050608.jpg 昨日に続いてうどん。やっぱり太麺がいい。

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