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ナベツネvs.村上ファンド

目に見えていたことですが、ナベツネこと巨人の渡辺恒雄会長と村上ファンドの村上世彰氏が、互いに吼えているそうです。

渡辺会長「ハゲタカ」VS村上「亡者だ」のバ倒激化

かみ合わない市場論理と球界ルール

渡辺会長Vs村上氏(左)の抗争が激化。両者の主張は永遠に平行線?
 プロ野球の株買い占め問題をめぐる“仁義なき戦い”が、ついにドン同士による正面衝突の様相となった。14日夜、村上ファンドを率いる村上世彰氏(46)が「野球界は既得権益の亡者」「この際、プロ球団の親会社はすべて上場をやめろ」と“口撃”すれば、巨人・渡辺恒雄会長(79)は「村上なんてハゲタカ中のハゲタカ。球界には一切入れない」と応戦。村上ファンドが阪神電鉄の筆頭株主となった現実の下、落とし所の見えない争いが激しさを増す。

引用サイト:ZAKZAK

毎度のことですが、このワタナベさんって一体何なんでしょうか?最も 「公共性」を尊重すべき大新聞社のトップでありながら、その言動たるや独断と偏見、態度はまさしく傲慢尊大。絵に描いたようなヒールですな。
ここまでやられると、もしかしたら本当はものすごく思慮深い人で、あえて自分が悪人になることで警鐘を鳴らしているのかと思ったりもしますが、顔を見る限りそのまんまなんでしょうね。

率直に、こういう人がトップである企業の行動はどういうものなのか、非常に興味があります。ましてや報道機関。公平で客観的な報道ができるのか。どうなのよ、読売新聞。

一方の村上氏。好悪はさておき、主張には理があります。彼がファンドという事業を営む者である以上、リターンの見込める株を市場で買う行為は純粋に事業活動です。誤解を恐れずにコメントするならば、彼の言う「そんなに買収されるのが嫌なら、(プロ球団の)親会社は上場をやめる、そういうルールを作ったらいいじゃない。」というのは間違っていないでしょう。先日「楽天 vs. TBS」の中で書いたとおり、株を上場する以上は買収されるリスクは当然考えるべきです。

ただし一言付け加えれば、投資ではなく戦力として買収する場合、つまり村上ファンドのケースでなく楽天のケースの場合、買収が成功しても事業が成功する保証はありません。企業が人の集まりである以上、持ち主が変わってもそれまでと同等のパフォーマンスを発揮するとは限らないのです。


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