株式会社シーブレイン > 馬車道の社長日記 > 夢

明けましておめでとうございます。

今日から仕事始めです。6 日間という短い?休みでしたが、酒を慎んだおかげですっかり体調を整えて、さわやかに初日を迎えることができました。例年だと飲み過ぎ食べ過ぎで、胃腸がヘロヘロになってたりするんですが。今年はいいすべりだしです。

さて、今日は年頭にふさわしく「夢」の話をしたいと思います。シーブレインをどんな会社にしたいか、です。

と、その前によくある質問にお答えしましょう。シーブレインのシーってなに?
わかりにくい名前ですみません。シーはアルファベットの “C” で、C を頭文字にするいくつかのキーワードに由来しています。それは、Communication、Consulting、Computer です。以前は少しでも覚えやすくするために、“Communication Consulting with Computer” というひとつなぎのキャッチフレーズにしていました。意図するところは「コンピュータを使った情報活用コンサルティング」といったところです。ただ、このフレーズは英文法的には正しくないため、最近は表に出していませんが。

社名に込めたかったいちばんの思いは「お客様のために考える」ということでした。それが “Consulting” や “brains” というキーワードです。規模は小さくても、お客様のために考えるという気持ちと知恵では負けない、という気概を表したかったのです。そして、自分たちに可能な事業領域は何か、というと “Communication” や “Computer” でした。それらのキーワードをいろいろこねくり回して C-brains という社名にしたのですが、ちょっと無理がありましたね。子供の名前と一緒で、気持ちを入れ込みすぎると人にはわかりにくくなってしまうものです。

で、「夢」の話に戻りましょう。シーブレインをどういう会社にしたいのか?
基本となる思いというかスタンスは、上述したとおり「シーブレインはお客様のために考える、お客様が期待する以上のことを考える」です。では具体的な事業展開はというと、やはり “Communication” と “Computer” というキーワードにあります。

コンピュータを使った情報活用といえばまさしく IT です。しかし、IT をビジネスにする会社は掃いて捨てるほどあります。その中でシーブレインが差別化できるものは何か。非常にむずかしいのですが、数少ない強みは、デジタル以前の情報を作ることができるという点にある考えています。

ほとんどの IT 会社は、お客様から提供された情報をデジタル加工したり、またはその情報を載せるインフラを提供することをビジネスにしています。逆を言えば、お客様から情報を提供されないと何もできないということです。しかしシーブレインは、お客様の現場から有形無形の情報を集めて、それをみんなが活用できる形に仕上げることができます。お客様に代わって情報を用意するところからお手伝いできるのです。

現場へ行き取材する、集めた情報を整理して洗練された情報に仕上げる、必要であれば他言語へ翻訳する、さらにその情報をお客様に最も適切なインフラで提供する。混沌とした状況からお客様が情報を共有かつ活用するまで、一貫してサポートできるのがシーブレインの強みです。

ただ、このビジネスは規模の拡大を図ることがむずかしいです。それぞれ異なる事情を持つお客様に対して、情報を拾い上げるところから始めるということは、とてもシステマティックにはできません。経験と柔軟な発想が必要です。手間がかかり、それでいて目立たない仕事です。

私の夢は、そんな目立たない仕事をやるこの会社を、日本中に知られる会社にしたいということです。小さくても中身の濃い会社として、たくさんの人に認められる会社にしたいのです。それがここで働く社員の誇りとやりがいにもなるはずです。顧客の役に立つことは絶対的な使命です。同時に、働く社員に満足感を与えることも、会社としての重大な責任です。

夢と現実のギャップは大きく、どうやってそれを埋めていくかも漠然としています。しかし、働く人間が誇りを持ちやりがいを感じる会社にするという夢は、経営者である以上持ち続けなければならないと、年頭に当たって思ったわけです。

2006 年もシーブレインをよろしくお願いいたします。


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