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円高に思う日本政治の貧困

先日1ドル103円になったところでこのブログに書いたが、そんなものではすまなかった。

今日の午前中は12年7ヶ月ぶりに1ドル95円台まで進んだ。日経平均株価も2年7ヶ月ぶりの1万2000円割れだそうだ。どこまで下がるのだろう。

この状況で腹立たしいのは国会の無機能ぶりだ。劇的に変わってきている経済情勢に関知せず、近視眼的なことまたは党利党略に時間を浪費している。与党はこれまでの意識を変えられず、野党はせっかく得た議席という力の使い方を知らない。センスもない、責任感もない政治家しか持たない国民は不幸だと、つくづく思う。

首相ですら責任をもって決断しようとしない国。いっそ日本でも大統領制を導入した方が、少なくとも決定権と責任の所在が明確になるだけいいのではないか。

あまり政治に悲観的にはなりたくないと思っていたのだが、最近の状況を見ていると、結局この国では国民(企業)は自助努力で生き延びるしかないと覚悟を決めざるを得ない。とは言っても、資源(ヒト・モノ・カネ)の少ない中小企業が打ち出せる対策は非常に限られている。ただひたすら知恵を絞るしかない。


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