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横浜 開港記念日

今日6月2日は横浜の開港記念日である。

市内の学校は休みとなり、街では横浜開港祭というイベントが催される。

開港祭の最大のイベントはなんと言っても花火だ。夏を待たずに他に先駆けて花火が見られるというのが、ある意味横浜らしいと私は思っている。

ちょうど梅雨入り宣言が出された今日はあいにくの天気だが、会社のデスクに座っている今(20:25頃)、すぐ近くに花火の音が聞こえてくる。

ところで、開港記念日とはそもそも何なのか。開港記念祭のサイトなどを見ても、意外にその詳しい由来が書かれていない。で、調べてみると。

1858年、江戸幕府の大老井伊直弼によっていわゆる安政五カ国条約が結ばれる。これは、アメリカ、オランダ、ロシア、イギリス、フランスという五カ国と貿易を行うという修好通商条約である。内容的には日本に非常に不利な、不平等条約であることは有名だ。

その条約の中で、神奈川・長崎・函館を翌1859年7月1日に開港することが定められた。その7月1日が旧暦の6月2日なのだ。

当初は陰暦の6月2日が開港記念日だったが、1909年(明治42年)に陽暦の7月1日に改められた。それが、詳しいいきさつはわからないが、1928年(昭和3年)に再度6月2日に戻されて今に至っているらしい。でも、このときには陽暦なんだから何だかおかしくない?

陰暦で6月2日(陽暦では7月1日)だったものを陽暦の6月2日でカウントしているということは、厳密に言えば1ヶ月さばを読んでいる?ということではないのかな。うーん、ややこしや・・・。

まあ、目くじら立てるようなことではないが。

1859年から150年、来年2009年は横浜開港150周年だ。単なるイベントではなく、横浜にとって新たな節目となる充実した年になることを期待したい。


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