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地方都市 横浜

今日のNIKKEI NETに横浜松坂屋閉店のニュースが載っていた。

J・フロント、横浜松坂屋閉鎖を発表 跡地は複合商業施設に

 J・フロントリテイリングは24日、横浜市の横浜松坂屋を10月26日付で閉鎖すると発表した。同業他社との競合が激化したことや建物の老朽化が進んでいることから、百貨店としての営業継続は困難と判断した。閉鎖後は建物を解体し、複合商業施設を建設する。

 119人の従業員はグループ内での雇用に向け協議するが、退職金の割増や再就職支援も実施する。J・フロントは中間決算で約30億円の特別損失を計上する見込み。

 横浜松坂屋は1864年に野沢屋呉服店として創業。2008年2月期の売上高は約94億円だった。

近くにいて現況を知る者としては「ついに来たか。」という思いだ。

記事にもあるとおり、横浜松坂屋は建物は古くて何とも垢抜けないなたたずまい。中に入るとさらにその印象は強まり、子どものころ親に連れて行ってもらった田舎のデパートかと錯覚する。全体の雰囲気が「昭和」なのだ。それはそれでおもしろみがあるとも言えるが、しかし買い物をする気にはならない。商売としては本当に厳しかっただろう。

横浜は「偉大な地方都市」と言われる。人によってその言葉に込める思いは違うだろうが、私は卑下でも開き直りでもなく、素直にそう思っている。

人口360万人超の日本最大の政令指定都市。幕末以来港町として栄え、歴史を感じさせるシャレた場所もいろいろある。東京からも近く、横浜は東京の一部くらいに思っている人もいるようだ。しかし、横浜は東京ではない。私自身住み着いてみて実感したのだが、あくまでも東京に近い地方都市なのだ。特に、横浜松坂屋のある伊勢佐木モールを歩くとつくづく思う。

洋品店、鞄店、レストラン、喫茶店、ゲームセンター等など、立ち並ぶ店々が「懐かしいなあ」と感じさせる。一見シャレたイメージのある「ヨコハマ」というブランドは、ちょっと裏に回ってみると結構田舎くさくてダサい。そこに東京にはない親しみやすさがある。これが私が横浜を好きな理由の一つだ。(ただ単に私が田舎者というだけかもしれないが。。)

横浜には地方からの旅行客や修学旅行の学生も多く訪れるが、ぜひ伊勢佐木モールを歩いてほしい。きっと安心するから。


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