2008年10月10日
阪神ファンの皆さん、ごめんなさい。
残りわずかとなったプロ野球のレギュラーシーズン。息子と一緒にハマスタへ今年最後の観戦に行く。
しかし、今年のベイスターズはひどかった。最初から全然ダメだったが、9月になって14連敗なんてあり得ない。熱烈なファンの息子もさすがに「どこの草野球チームだよ。」とあきれていた。
残された楽しみは個人タイトルだけ。内川の首位打者は決まりなので、あとは村田のホームラン王だ。昨日の時点で巨人のラミレスと同じ44本で並んでいる。巨人の選手にだけは絶対に負けたくない。今日も村田のホームランだけを期待して行った。チームの勝利より村田のホームラン。
今日の相手は阪神。これが今日横浜の勝利を願えない理由だ。阪神は巨人とギリギリの優勝争いを演じている。私のアイデンティティは横浜ファンである前にアンチ巨人。巨人にだけは絶対優勝させたくない。今更横浜が1勝したところでダントツの最下位は変わらない。今年の横浜は個人タイトルだけ残せればいい。村田のホームランはほしいが、チームには負けてもらおう。チームは来シーズン出直しだ。息子には内緒でそんなことを考えている。
試合開始。
3回に金本の2ランで阪神が先制。5回に関本のソロで阪神が追加点。悔しがる息子を横目に内心「よしよし。」息子よ、許せ。
しかし6回裏、横浜にチャンスが回る。内川のタイムリーでまず1点を返す。その後ランナー二人をおいてバッターは村田。うーん、どうしよう。村田のホームランはほしい。しかし、ここでホームランが出ると横浜が逆転する。どうするどうする、と思っているうちに、出た。逆転3ラン！ これが4番だ。打ってほしいときにきっちり打つ。ホームランだとわかった瞬間に大声を上げて立ち上がり、バンザイをしていた。
4対3と横浜が逆転。他球場の経過を見ると巨人がリードしている。阪神がんばれ！
しかし、今の阪神に再逆転する力はなかった。最後のバッター新井の打球がライトフライに終わって試合終了。この瞬間に巨人のレギュラーシーズン優勝が決まった。
巨人の優勝を後押ししてしまった。だが仕方ない。阪神に優勝するだけの力がなかったのだ。今日の試合を見ているとクライマックスシリーズも心配だが、巨人を日本シリーズに行かせないために奮起してほしい。
横浜は残り2試合。村田のホームランを祈る。
こんな成績でかつ雨が降っているのに、多くの観客が入った横浜スタジアム。
8回裏、村田対藤川の名勝負。結果は村田の三振。
勝ったときのサービスで、帽子をスタンドに投げ入れる横浜の選手。
逆転3ランを打った村田のヒーローインタビュー。
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