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Web & モバイル マーケティングEXPO

今日から14日(金)まで東京ビッグサイトで開催される「Web & モバイル マーケティングEXPO」に行って来た。

他にもダイレクトマーケティングEXPO、データウェアハウス & CRM EXPO、クラウドコンピューティングEXPO等々、ビッグサイトすべてを借り切ってのIT展だ。

始まったばかりの会場に入るとすでにかなりの熱気。会場の入り口から呼び込みの大声が響いている。

今回見に来た理由は、なんと言ってもiPhone、アンドロイド端末といったスマートフォンの急速な普及を踏まえてのこと。コンテンツ制作およびWebサイト構築をする立場から、どのようなツールやサービスが各社から提供されるのか、またスマートフォンを活用したソリューション事例はないか、といったことを確認するのが目的だ。

しかし、会場が広く人は多い。さらに各ブースからの呼び込みもにぎやかで、じっくりと見るのも大変だ。

余談だが、ノベルティを目の前にぶら下げて客を呼び込もうとするコンパニオンのおねーちゃんもいかがなものかと思う。とにかく客を呼び込むことが使命なんだろうが、そんなノベルティでつられるほど浅ましくないぞ、とかえって反発する人も多いんじゃないかな。

あらかじめ会場の地図で行きたいブースをチェックしていたので、2時間ほどでひととおり回って資料を収集した。うーん、肩が凝って痛い。。

午後は予約していた特別講演に出席する。ソフトバンクモバイルの宮内副社長と、元ドコモ(本人はそう言われるのは心外らしく現大学教授ということを強調していたが)夏野剛氏の講演だ。

いくつかある特別講演の中でも特に人気が高かったのではないか。会場は立ち見が出るほど盛況だった。私は開演40分前に入ったので、前方中央のいい席を確保できたが。

お二人の講演内容をざっと紹介する。

宮内副社長の講演は、iPhoneに代表されるスマートフォンを活用した今後のワークスタイルを、自社の事例やサービスを挙げて紹介された。まさに私が期待していた内容。キーワードは次の7つ。モバイル、クラウド、バーチャル、グリーン、リアルタイム、ソーシャル、オープン。

技術の進化と端末の普及によって、これまでより低コストでセキュアな環境を提供することが可能になる。その結果実現されるのは、いつでもどこでも仕事ができるワークスタイル。同様に教育スタイル、さらにはライフスタイルまでも変わっていき、人々はより創造的な生活を送ることができるようになる。

15年前に私が会社を創立した頃に漠然と期待していた「いつでもどこでも仕事ができる環境」がもうすぐ目の前に実現しようとしている。

夏野さんの話は、「大変革を迎えたケータイ業界の今後の展望」というタイトルで、ケータイ業界のこれまでの歴史と今後について、日本だけでなく欧米、新興国についてそれぞれ説明された。特に興味深かったのは、現在のケータイ業界における主なプレーヤーである、キャリア、Google、Apple、メーカーごとのビジネスモデルだった。マトリックスによる説明によって、それぞれが何で稼ごうとしているのか、またどういった組み合わせが今後あり得るのか、非常に示唆に富んでいた。

夏野さんがしきりに日本の携帯電話のことをガラケー(ガラパゴスケータイ)と呼んでいたが、最後に「日本もそんなに自虐的にならなくても・・・。」と言ったのが印象的だった。今後の組み合わせによっては、ガラケーが世界に進出する可能性はまだまだあり得るということだ。確かに日本人は何かにつけ自虐的だな、と妙に納得してしまった。

ちなみに、欧米人との会議でガラパゴスと言っても知らないそうだ。ガラケーは知識レベルの高い?日本人にのみ通用する言葉らしい。がんばれ!ニッポン!


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