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新年度キックオフ

2015年4月1日から新年度が始まっています。当社にとっては22期になります。
今日は前期の振り返りと今期の課題を全社で共有するキックオフミーティングを行いました。キックオフミーティングでは、全社および各事業部ごとに1年の課題を私と各事業部長が発表します。今期私が掲げた全社の課題は「変わる」でした。

当社は今期創立20週年を迎えます。小さいながらも当社が20年目を迎えることができるのは、たくさんの皆様のご厚情とご支援によるものです。心から感謝しております。20周年のご挨拶は改めてさせていただきますが、社内でも今年が節目の年であるということを昨年から話していました。やはり、ここまで来ることができた(生き延びられた)という感慨が私自身にあったからです。

しかし、ここにきて感慨とはちがう思いの方が強くなってきました。それは20年目を迎えられたからといって21年目があるとは何も保証されていないということです。今後継続的に仕事があることをだれかが確約してくれるわけではありません。銀行がいつでもお金を貸してくれるようになるわけでもありません。当たり前のことですが、19年目でも20年目でも会社を経営するリスクは何も変わらないのです。

確かに、20年存続できたということは当社を必要とされるお客様が継続的にいらしたということです。おこがましい言い方ですが、必要としていただけるだけの何かを我々が持っていた、ということだと思います。その点は誇りにしていいことです。「お客様に喜んでいただく」ということを当社の理念とし、社員がそれを実践してきてお客様にも伝わったおかげだと自負しています。

しかし、お客様の気持は移ろいやすいものです。ちょっとした対応のまずさやミス、あるいは費用感のずれ、またはお客様内部の事情(担当者の交代、経営方針の転換など)で、すーっと仕事が無くなっていくということを今まで何度も経験してきました。

今現在当社を取り巻く状況を冷静に見ると、楽観できるものは何もありません。むしろ1年前より不安材料が増えています。このままではやばい、というのが今の私の率直な気持ちです。状況の変化に当社が追い付いていないという切迫感があります。20年何とかやれてきたのだからこれからも大丈夫だろう、という気持ちがいちばん怖いのです。だから今期の課題は「変わる」です。

すべてを変えるつもりで取り組もう、と社員に話しました。そのくらいの意識で取り組まないと流れを変えることはできません。20年生き残れたことより21年目をどうやって迎えるか、何よりもそのことを必死に考える。それが今期のキックオフにあたっての私の決意です。

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