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スマホ依存症

今朝急いでいて、定期券の入った小銭入れとスマホを家に忘れてきてしまいました。電車賃が往復760円、1回の食事代に相当するムダな出費です。みなとみらい線が3区間で180円は高い!

で、スマホの話。無くて改めてわかりました、ふだんいかにスマホに依存していたか。通勤中に音楽が聴けません。メールのチェックができません。今日の予定がわかりません。ニュースを見られません。天気予報を調べられません。ふと気になることをググることができません。ああ、電車の中でやることない。

昼食に出ました。いつもは行った店をSwarmでチェックインしてGoogleカレンダーに登録します。ついでに頼んだ食事の写真も記録します。2日経つとどこで何を食べたか忘れてしまうからです。老人性健忘症が始まっているのかもしれません。スマホがないとそれもできません。今日自分が立ち寄ったところを記録できない。

でも、ふっと肩の力が抜けるような開放感がありました。メールやLINEをチェックしたり返信したり、ソーシャルメディアに投稿してときどき反応を見たり、そんなことを気にしなくていい、誰ともつながっていない開放感です。

食事が運ばれてくるのを待つ時間、食べ終わってコーヒーを飲む時間。周りを見回しながらゆったりと過ごすことができました。少し離れた席でにぎやかにおしゃべりしているおばさんたちの集団、斜め前で偶然隣り合わせになった同僚らしい女性二人、隣で上司と思われる男性に職場の愚痴を言っているOL、その隣で後輩に脱毛のお店を紹介している派手なネイルの女性。スマホがないと周りのいろんなことを観察できます。

こんなたわいないことだけでなくもっと大切なものも、スマホを持っているときは見過ごしているのでしょう。確かにスマホがないと困るときはあります。今日は外出する予定がなかったのでよかったですが、長時間会社を離れるときはスマホがないと仕事に支障を来す恐れはあります。でも、自分の行く先々には様々な風景があり、いろんなことが起きているのです。

これからはのべつ幕なしにスマホを取り出すのはできるだけ止めます。ぼーっと周りを見回しているだけでも、おもしろいこと、気づきを与えてくれることがありそうです。

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