Visual Studio Code で PHP_CodeSniffer を動かしてみる

Visual Studio Code で PHP_CodeSniffer を動かしてみる

ゴールデンウィークの休み中に2冊技術書を読破しようと思ってるtanakaです。

Microsoftの技術イベントBuild 2015についての報道をいくつか見ました。手っ取り早く試せるVisual Studio Codeを試してみて、なにか記事にできそうなことないかな〜と考えたところ、コーディングスタイルチェックツールのPHP_CodeSnifferと連携できたのでやり方を紹介します。環境はMac OS Xです。

注意

以下のやり方はプレビューリリース版(0.1.0)での方法なので今後変わる可能性があります。

前提条件

  • PHP_CodeSniffer がインストール済みで phpcs コマンドで呼び出せる。
  • 適当なPHPプロジェクトを用意する

設定方法

今回紹介する方法は、グローバルな設定ではなく、プロジェクトごとの設定になりますので、とりあえず適当なPHPプロジェクトを開いてみましょう。 次にCommand + Shift + Pを押してコマンドパレットを開きます。そのまま、tasksと入力すると、"Tasks: Configure Task Runner" が候補に出ますので、カーソル上下で選択してEnterを押します。

20150430_tanaka_vscode_phpcs02.png

そうすると、プロジェクトディレクトリ/.settings/tasks.json というファイルが開きます。最初から存在しない場合、自動的にひな形が作成されます。

コメントアウトされていない、JSONコード部分を以下のコードで上書きして、Command + Sで保存しましょう。

{
    "version": "0.1.0",
    "command": "phpcs",
    "args": ["--standard=PSR2", "--report=emacs", "${file}"],
    "showOutput": "silent",
    "isShellCommand": true,
    "problemMatcher": {
        "owner": "php",
        "isWatching": true,
        "fileLocation": ["absolute"],
        "pattern": {
            "regexp": "^(.*):(\\d+):(\\d+):\\s+(warning|error)\\s+-\\s+(.*)$",
            "file": 1,
            "line": 2,
            "column": 3,
            "severity": 4,
            "message": 5
        }
    }
}

設定は以上です。

使い方

PHPファイルを開いてCommand+Shift+Bを押すと、エラー箇所に赤い下線がつきます。また、左下にエラー数が表示されます。

20150430_tanaka_vscode_phpcs03.png

Command+Shift+Mを押すと、Command+Shift+Bで検出された箇所リストを表示します。

20150430_tanaka_vscode_phpcs04.png

まとめ

今回は、phpcsコマンドを手動で実行する方法でしたが、開くファイルを切り替えたり、保存するタイミングで実行してくれると便利かな、と思いましたが、手動でもすぐチェックできる環境はできました。

参考文献

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