2005年5月17日
ありたい会社の姿
昨日(5/16)新しい人が入った話をするのを忘れていました。
ローカライゼーションチームに先月に続いて新メンバーです。全社では先月から 3 名の社員が増えました。
改めて今いる社員を見渡してみると、この 1 年以内に入社した社員が 8 名もいます。他に派遣の方にも来ていただいているので、社内の半分以上がシーブレイン歴 1 年未満です(!)。採用しておきながら、いつの間に、という感じです。
確かにこの 1 年は、意識的に社内を変えようと積極的に人を採用してきました。以前ある人に「社員が変わらずに居るのは必ずしもいいことではない、人が入れ替わってこそ会社も成長するよ」と指摘され、はっとしたことがあります。一時期業績が厳しくて、費用がかかることを一切控えていた時期がありました。事務所を狭くして、人も採用せず、じっと我慢していたのです。ある程度やむを得なかったとはいえ、私の気持ちまでが内向きになっていたのは確かです。それを見透かされたと感じました。
どんな会社にしたいのか。私がこの会社を創ったときに理想と描いていたのは、自立した個々の社員をゆるやかに結びつける柔軟な組織体としての会社でした。会社に縛り付けることはなく、新しく入ってくる人もいれば去っていく人もいる。仕事(プロジェクト)が発生すれば、必要なスキルを持ったメンバーが集まり、自主的に各自の役割を果たして完成へ導く。それぞれが信頼しあえるスキルと責任感を持ったエキスパートの集まり、そんな会社が私の理想でした。言い換えると、「管理」ということを極力必要としない会社ですね。
そんなことを最近改めて思い起こしました。現実はまだまだ遠く及びませんが、その理想は今も変わりません。いつかそんな会社になれるようにと 5 つの行動指針を定めています。
1. 常に顧客の利益を念頭に判断し行動する。
2. 目的達成のために、あらゆる方法を検討し実行する。
3. 予断を持たずに人に接する。
4. 新しい知識と技能を求め続ける。
5. プロとしての自負と、行動に対する責任を持つ。
年商 1000 億円より、小規模でも全社員が自発的に生き生きと行動する会社を目指したいと思っています。