2005年5月10日
情報創発
設立趣旨の中でシーブレインの使命を次のように表しています。
“「情報創発」を促進するコミュニケーションツールを企画・制作し、新しいパラダイムの創出を支援する。”
「情報創発」とは何か。「創発」を Web で検索するとかなりヒットしますが、@IT情報マネジメントの解説が端的です。また、『創発―蟻・脳・都市・ソフトウェアの自己組織化ネットワーク』という本も参考になります。ただ、学問的な議論は別の場所にお任せして、ここでは私なりに理解した「情報創発」というキーワードとシーブレインの目指すものについてお話します。
シーブレインの業務は、マニュアルや Web サイトの制作、およびローカライゼーションです。小さな会社にしては複数の業務を手がけています。「選択と集中が大切なんだよ」という声が聞こえそうですが、シーブレインにとってはいずれも同じ目的を目指しています。それが「情報創発」です。
マニュアル作成、Web サイト制作、ローカライゼーション、それぞれ成果物だけを見ればちがうものです。しかし、いずれも情報を伝達するもの(コミュニケーションツール)であるという共通点があります。さらに一歩踏み込むと、「情報を伝達する > 人と人を結びつける > 新しい価値の創造」という目的で一致するわけです。
「情報創発」とは、個々人が持つ情報を結びつけた結果それまでにない全く新しい価値を創造すること、と私は理解しています。シーブレインがお客様に提供するのは、単なるマニュアルでなく、単なる Web サイトでなく、人と人を結びつけて新しい価値を創造する触媒となるものである。シーブレインの業務の原点はここにあります。