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大関貴ノ花

一昨日の話ですが、二子山親方(元大関貴ノ花)が亡くなりました。
私は大関貴ノ花のファンでした。1975 年に初優勝したときの北の湖との優勝決定戦は、はっきりと覚えています。決して「強い」という相撲取りではなく、毎場所何とか勝ち越しているというな状態だったので、初めて迎えた優勝のチャンスに必死で応援しました。優勝した瞬間は場内で乱れ飛ぶ座布団のように、私も飛び上がりたいほど最高に興奮しました。

大関貴ノ花の魅力は、何と言っても足腰の粘りでした。小兵なのでどうしても土俵際まで追い込まれることが多かったのですが、そこからの粘りが彼の相撲の身上でした。土俵際の投げの打ち合いで片足を大きく上げたときの、臀部からふくらはぎまでの筋肉は本当に美しかったです。私も中学高校で格闘技をやっていて、足腰の強さが格闘技で重要であることは知っていましたが、貴ノ花の場合はその姿かたちまでもが芸術的でした。

ただ単に強いだけではなく、相撲自体に魅せる力を持っていた大関貴ノ花。私が最も好きだった相撲取りの冥福を心からお祈り申し上げます。
合掌。

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