2008年3月19日
馬車道ランチ:サンマー麺の「紅花」
サンマー麺が食べたい。昨日なぜかいきなりそう思った。
サンマー麺をご存じだろうか。最初にそのメニューを見たときには、「秋刀魚麺?」と、すぐ頭に浮かんだのはにしんそばの姿だった。
実際は、一般的に「もやしそば」と言っているものに近い野菜あんかけのラーメンだ。詳しくはかながわサンマー麺の会のサイトでご確認いただきたい。
横浜発祥のラーメンで他ではほとんど見ない。Wikipediaでは神奈川の地方料理と説明されている。
実は、私は今まで食べたことがない。その印象的な名前だけは当然知っていたのだが、今まで積極的に食べようと思ったことはなかった。それがなぜだが昨日いきなり頭に浮かんできて、食べたくなった。横浜に住んでいる人間に起こるサブリミナル効果だろうか。。
昨日はなんやかんやで結局食べられなかったが、ついに今日の昼食に意を決して食べに行った。ネットで調べると、伊勢佐木町の先にある「玉泉亭」という店が発祥と言われているらしいが、昼休みに行くには遠すぎる。近場であったのが、関内駅に近い「紅花」だ。
店の前には「かながわサンマー麺」と書いたのぼりが並んでいる。さすが地元料理。山梨の「ほうとう」みたいだ。
入ってさっそくサンマー麺を注文すると、「普通のサンマー麺ですか。」と聞かれた。予想外の質問に戸惑っていると、指さす先の黒板に「新メニュー! ワンタンサンマー麺 780円」とある。それに決めた。
出てきたのがコレ。
どんぶりがテーブルに置かれたときに、一瞬胡麻ラー油のいいにおいがした。あんかけに使っているのだろう。
初めて食べるサンマー麺は、想像以上とは言わないが普通においしい。行列のできるラーメン屋のラーメンみたいに、やみつきになるような個性的な味ではない。もっと親近感があってたまに思い出して食べたくないような、そば屋におけるカレー南蛮そばみたいな?ものと言おうか。
店内にはかながわサンマー麺の会のポスターも貼ってあった。
まだ食べたことのない方は、派手ではないが横浜の「地元料理」として、一度召し上がっていただきたい。
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