2009年5月 1日
創立14周年
7月上旬並みと言われるほど暑くなった今日5月1日は、シーブレインの創立記念日である。
おかげさまで14回目の創立記念日なのだが、正直なところ、これまででいちばん厳しい状況で迎えている。
米国ではクライスラーが破綻し、国内でも2009年3月度決算で大幅な赤字になった企業が続出しているような不況の真っ直中である。シーブレインに限らず、どこの会社もそれなりの影響は受けているだろう。
それでも、シーブレインでは上半期にあたる3月までの数字は、厳しい中でなかなか踏ん張った結果になった。社員全員が健闘してくれたおかげである。
しかし、世の中の社長というのは大抵そうだろうが、目先が大丈夫だからと安心できない生き物だ。現状から予想しうる最悪の状況も想定しておく。そうしないと対処が後手に回ってしますおそれがある。
危機に対する準備。そのために早め早めに不安材料を見落とさないようにする。社長としては当然の仕事だ。
だが、今日ふと思った。これは楽しくないぞ、と。
危機管理ばかりが社長の仕事ではないだろう。そればっかりだったら性格も人相も悪くなるばかりだ。
守ろうという気持ちが強くなりすぎて忘れていた。社長にとって大切なものは「ワクワクする気持ち」だ。これがないと自分自身はもちろん、会社全体も楽しくならない。
取りまく状況は厳しい。その現実は変わらない。しかし、自分の気持ちは変えられる。「不況はチャンス」とはよく聞くが、それほど大上段に構えなくても、まずは今やろうとしていることを「ワクワク」しながら取り組んでみたい。
会社を設立して14年、本当にたくさんの人たちのおかげでここまでやってこられた。感謝の気持ちでいっぱいだ。
しかし、目指していたのはまだまだこんなものじゃない。もっともっと楽しくて活力のある会社にしたい。
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