2005年5月24日
馬車道駅
今日は最寄り駅の紹介です。
みなとみらい線の馬車道駅。みなとみらい線が開通したのが昨年(2004 年)2 月 1 日ですから、まだできたばかりの新しい駅です。この駅の特長は、横浜の歴史を刻み込んだ赤レンガの壁にあります。
「馬車道大津ビル」で使われていた温水ボイラ前面パネル
旧横浜銀行本店別館の金庫扉
壁のプレートには次のように書かれてありました。
“「馬車道駅」周辺は横浜の発展を担ってきた地区であり、近くには神奈川県立歴史博物館や帝蚕倉庫など、クラシカルな建築物や開港時のモニュメントなども見られます。この壁画はそれらの古い建物の記憶を保存・展示する場所としての役割をもつように設計されました。
現在展示物がない場所には今後壊されていく古い建物のパーツなどを設置していく予定です。この地区周辺の記憶が、駅とともにこの場所に蓄積保存されていくことを望んでいます。”
この壁は周辺にあった建物の霊を鎮める場所なのですね。これから壊される建物の分まで場所を確保してあるというのが、何とも無常な感がします。
改札を入ると吹き抜けのドーム型の天井になっていて、地下鉄の駅とは思えない開放感です。
みなとみらい線は他の駅も場所に合わせて趣を凝らしてあり、一見の価値があります。近距離にしては高いのがネックですが。