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夢の機械

会社でノート PC を買いました。
軽量でバッテリーが長持ちするとモバイラー(死語?)に人気の Panasonic Let'snote シリーズの Y4 です。しかし、実際購入してみるといくつか気になる点がありました。特に、キーボード周りのインタフェースです。個人的な好みもあるので詳しくは書きませんが、うちの社内ではあまり好評とは言えませんでした。ちなみに、1 年以上前に購入した W2 は結構好評だったのですが。

私はずっとノート PC 派で、会社でも個人でもノート PC しか買ったことがありません。私にとって PC は持ち歩けないと意味がないものなんです。子供の頃に見たマンガか映画の影響だと思うのですが、いつでもどこでも携帯するマシンを使って問題を解決してしまう姿にずっと憧れがありました。わからないことをすぐに調べることができる、離れた人と通信ができる。子供の頃夢だったことが、今は現実のこととなっています。

最近はいろんなことが当たり前のようになって感動することが少なくなりましたが、90 年代は新しい技術が出るたびに興奮したものです。最初にパソコン通信で離れた人とコミュニケーションできる楽しみを知り、それがカード型モデムの出現で外から無線でできることに感動し、さらにインターネットで画像が閲覧できるようになり、デジカメにより自分でも簡単に画像データを送信できる。。。次から次に新しい技術がパソコン雑誌に紹介されては店頭に行って確かめるという、まったく新しいおもちゃをほしがる子供と一緒です。自分が小さい頃から漠然と憧れていたことが、次々と現実のものになることに興奮を抑えられなかったのです。

このところ画期的な機械は現れていないようです。もちろん、今でも新しい技術は次々に出ているのですが、いわゆる「想定の範囲」です。パソコンは相変わらず 5 時間くらいしかバッテリーは持たず、携帯電話と PIM のどちらの機能も損なうことなく融合した製品はまだ現れていません。

子供の頃、21 世紀は夢の代名詞でした。現実はだいぶ遅れているようですが、それでも夢はいつかは実現できると信じていた方が楽しいですね。


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