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「予想外」の結果が出るか?

今日から携帯電話のナンバーポータビリティが始まった。
直前の昨日、ソフトバンクが料金の大幅値下げを発表した。その名も「予想外割」だそうな。
そして今日さらに、ソフトバンク契約者間で直接やりとりするメールの料金を無料にすると発表した。やるなあ。やっぱり大人になりきれないところが孫さんの魅力です。

ナンバーポータビリティが始まったとして、実際どのくらいの人が乗り換えるのか。一般的に(と私は思っているが)携帯電話のキャリアを選ぶ基準は、

1. つながるか。
2. 維持費が安いか。
3. サービスが魅力的か。
4. 端末が魅力的か。

ではないか。電話はつながってこそ電話。つながらない携帯電話ほど腹立たしいものはない。次に、維持費は馬鹿にならないから、安いに越したことはない。しかし、この2つの条件においては、日本の主要三キャリアはそれほど差がなくなってきているのではないの? となると、あとはサービスと端末の魅力の差か。だが、ナンバーポータビリティのデメリットを考えたときに、それだけの理由でどのくらいの人が乗り換えるのか???だ。

ナンバーポータビリティのデメリットとは、もちろんメールアドレスが変わってしまうという点である。番号が同じでもメアドが変わる不便さの方がはるかに大きい。逆だったらそれほど深刻な問題ではないのだが。番号が変わってもメアドが同じ、さらにアドレス帳が引き継げるなら、登録していた人たちに新しい番号をメールで知らせればいい。しかし、メアドが変わったのを知らせるのは面倒だ。最近の調査でも、ナンバーポータビリティを利用してキャリアを変えたいと思う人は「6%」という結果が出ている。劇的な変動は期待できない数字だ。

そんな盛り上がりに欠けそうな争いになるのかと思われていた中で、ソフトバンクがいきなり予想外の攻撃を仕掛けてきたのである。予想外の奇襲が「予想外」の結果を呼び込めるか、ちょっとおもしろくなってきた。半年後、1年後にどうなっているのか、まったくの野次馬的に興味がある。


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