2007年3月 1日
3月!
3月になってしまった。2007年もすでに2ヶ月が終わってしまったのだ。早い。
2月には1回くらい雪らしい雪が降るかなと思っていたのに、ほとんど春の陽気のまま本当の春を迎えてしまいそうだ。季節感がおかしくなって、時間の経過も例年と違うように感じるのは私だけか。
他社の社長ブログをときどき拝見しているが、日本の場合3月決算の会社が圧倒的に多いということで、今日は忙しさと緊張感をにじませたエントリーをいくつかみかけた。弊社は9月決算だが、お客様の都合上売上が最も集中する月なので、今年度を占う上で重要な月であることは変わりない。私も非常に緊張している。
現時点で見込んでいる数字を確保することは当然、さらにどこまで積み増せるか、そのことを考え続けなければならない。売上を上げる、利益を上げる、そしてその先にあるのはいかに多くの現金を手に入れるか。生々しい話だが、金が回らなくなったら会社はおしまい。この絶対的なルールの前では緊張せずにはいられない。
かといって、金を惜しむようになってはいけない。前にもこのブログで書いたが、「経営とは投資である」という話を読んだことがある。当たるか当たらないかわからないものに資源を投入して利益を上げるのが投資、対称的に手元の利益を守ろうと出費を抑えるのは経費節減。バクチではないので、何でもかんでも投資すればいいというものではないが、可能性を感じたときにはリスクを負ってでもかけないと成長はない。
とまあ理屈ではわかっているが、現実的には迷うのよ、常に。誰にも正解はわからないから、社長はいつも悶々と考えるのだ。
迷いと決断 | |
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