2009年1月25日
周りに力を与えるエネルギー
今日二人のアスリートが復活した。
大相撲の横綱朝青龍と女子マラソンの渋井陽子選手だ。
朝青龍関は3場所連続休場後の優勝、渋井選手も2004年のベルリンマラソン以来の久々の優勝だった。
この二人、ちょっと似てる。
感情表現が直線的で、うれしいときは人目もはばからず大喜びして、その勢いでついつい言わずもがなのことを言ってしまう。サービス精神が旺盛とも言える。本人にはまったく悪気はないのだが、一言多い。
世の中の分別ある(と思っている)人はそういう点を「品格がない」とか言う。確かに万民のお手本となるようなタイプではないが、私はこういうちょっと規格からはずれた?人が好きだ。
何よりも喜びをストレートに全身で表現しているのを見ると、こっちまでうれしくなってしまう。喜びの表現と一緒にプラスのエネルギーを発散しているのだ。
ひるがえせば、喜びを素直に表現できる人がなかなかいないということだ。私自身も含めて。
分別だとか品格だとかも大切だろう。特に、不愉快な場面、不幸な場面では理性をコントロールすることは非常に大切だ。
しかし、うれしいとき、たのしいときは、気取らずに思いっきり感情を表した方が、周りの人もうれしくさせることができる。
今のように社会全体の雰囲気が落ち込んでいるときは特に、みんながちょっとした喜びでも素直に表現していけばかなり雰囲気は変わるんじゃないだろうか。
私自身も明日から心がけよう。
でもいきなりやると、「かわいそうに、ついにおかしくなったか」と思われるかも。
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