2009年6月16日
VAIO type P使用レポート
今日紹介するのはVAIO type P。実は今年の2月には買っていたのだが。
外出することが多い私にとって持ち歩けるPCは不可欠。これまではオフィスで使っているThinkPad X300を持ち歩いていた。客先で画面をご覧いただきながら何か説明するときは、A4サイズくらいのPCが必要だ。
しかし、ただメールをチェックするだけならもっと軽くて小さいPCで十分だ。ThinkPad X300もかなり軽量なのだが、PC以外にマニュアルの製本などを鞄に詰め込んで歩く私にとっては、48歳という年齢も確実に影響して、もっともっと軽いPCが欲しいと思っていた。
そんな矢先の今年1月に発売になったのがVAIO type Pだ。“軽薄短小”でかつ“オシャレ”はソニーのアイデンティティ。type Pはまさにそれだった。
単体では10万円弱するものが量販店でイーモバイルとセットで買うと5万円を切るという現実に直面したときに、「すみません、これください。」と店員を呼んでいた。
それから使い始めて約4ヶ月間。使用レポートである。
■バッテリー
持ち歩くことを前提にしているPC=バッテリーが長持ち、は当然の要件。しかし、残念ながら標準のバッテリーだと2時間強しか持たなかった。
大容量バッテリーを購入する。約1万8千円。とりあえずこれで、1日中外出していてもバッテリーの残量を気にすることはなくなった。
■スピード
CPUが ATOMなのにOSがVISTAだ。推して知るべし。遅い。。
機嫌がいいときと悪いときで差があるが、悪いときには電源を入れてから使える状態になるまで3分くらいかかる。画面が明るくなるまでも本当に時間がかかるので、ディスプレイが壊れちゃったのかと思ったほどだ。
先日Cドライブのデフラグをやったのだが、夜9時頃始めて朝8時に見たらまだやっていた。ずいぶんと丁寧にやってくれているようだったが、会社に行く時間だったので止めてもらった。
■画面の見やすさ
ディスプレイのサイズが195mm 90mmなのに解像度が1600768ドット。
狭い領域に濃密な情報量。すごーい、字が小さすぎて読めない。。これでメールを打つとタイプミスが多くて、後で他のPCで見たときにぎょっとすることがよくある。
しかしこれは私の年齢に因るものが多い。若い人なら全然問題ないだろう、たぶん。
■キーボード
サイズ的にはこんな↓なのだが、意外と大丈夫だった。
念のために断っておくが、私の手のサイズは標準だ、と思う。
総括すると、うーん、まあこんなものかな、という感じ。満足感は10のうち5、つまり半分。この微妙な満足感が、購入して4ヵ月経つ今まで使用レポートを書こうと思えなかった理由だ。
満足しているのは軽さ・小ささ。小さな鞄でもひょいと放り込んで持ち歩ける。PCを持って行くぞーっ、という覚悟みたいなものはいらない。でも、ポケットに入れようと思ったことはない。
満足できないのは、なんと言ってもスピード。理想的には5分、10分というちょっとした空き時間にネットにつなげてメールチェックをしたい。しかし現実は、起動してネットにつながるまで5分くらい経ってしまい、、ちょっと重い添付ファイルがあったりすると結局空き時間の間に全部のメールをダウンロードできない。
やはりVISTAに無理がある、XPだったら、と思っていたら・・・出た。。
XPを搭載して生まれ変わったソニー「VAIO type P」
片手でつかめるほど薄型で奥行きの短いデザイン、最軽量なら588グラムというソニーのミニノートパソコン「VAIO type P」。この話題のシリーズに「Windows XP(XP)」を搭載するローエンドモデルが追加された。XPでVAIO type Pはどう変わるのか。(竹内亮介)
(後略)
参考:NKKEI NET IT+PLUS
これから購入を検討される方には非常にアドバンテージの高い選択肢だ。
最初からそうしてよ、って思うがこれもよくある話。
今の私の悩みは、XPを買ってOSを入れ替えるべきかどうか、ということだ。