2009年7月 3日
TCシンポジウム2009(予告)
「テクニカルコミュニケーション(TC)シンポジウム」というものが毎年開催されている。
主催はテクニカルコミュニケーター(TC)協会だ。TC協会は、マニュアルに代表される技術情報の伝達方法を研究し向上することを目的としている。会員もメーカー、マニュアル制作会社、印刷会社などマニュアルに関係するところがほとんどだ。
そしてTCシンポジウムは、それぞれの技術情報を公開したり、この1年間に作成されたマニュアルで優秀なものを表彰する場である。
基本的に技術情報を対象とするこのシンポジウムで、昨年から「業務マニュアル」がテーマの一つとして取り上げられるようになった。昨年からという背景には、いわゆるJ-SOX法の施行に伴い企業内の文書化が注目されたことがあるのだろう。
余談だが、J-SOX法絡みでは各マニュアル制作会社とも、文書化のニーズが高まり仕事が増えるのではないか、と非常に期待していた。しかし、残念ながらそれは取らぬ狸の皮算用に終わってしまったようだ。文書化まで予算が回らなかったのではないか。
さて今年のTCシンポジウムでも業務マニュアルをテーマにしたパネルディスカッションが予定されている。そのパネリストの一人として私も参加させていただくことになった。
シーブレインはマニュアル制作会社の中でも早くから業務マニュアルに力を入れてきたと自負しており、実績も金融、物流、サービス、流通と様々な業種にまたがっている。お客様に喜んでいただける成果を上げるのが当然だが、中には納得できない結果に終わったものもある。そんな苦い経験も含めて、パネルディスカッションをご覧いただくみなさんに少しでも有益な話ができればと思っている。
一般の方がマニュアル制作会社の話を聞ける機会はなかなかない。少しでも関心のある方はぜひ今年のTCシンポジウムを覗いていただきたい。
テクニカルコミュニケーションシンポジウム2009【東京開催】2009年8月25日(火)、26日(水) 場所:工学院大学・新宿
【京都開催】2009年10月9日(金) 場所:京都テルサ
全国規模のシンポジウムを企画して東京(2日間)と関西(1日間)の2会場で開催し、発表、学習、交流の機会を提供しています。TC協会の会員、非会員を問わず、どなたでもご参加いただけます。パネルディスカッション、事例発表、特別セッションなどの多様な企画に、毎年、述べ1万名余りの参加者を集めています。
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