2010年1月25日
ゴーイングコンサーン
NTTデータ、金融関連ソリューションのエービックを子会社化
NTT データは1月25日、金融関連のソリューションを提供するエービックの株式を同社株主から取得することで合意したことを発表した。株式譲受は2月26日。株式取得後のエービックへの出資比率は90.6%となり、代表取締役社長を含む過半数の取締役と監査役をNTT データが派遣する予定。エービックは「NTT データ・エービック」に社名を変更する。
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(後略)
《引用元:ZDNet Japan》
NTTデータは当社の取引先なのだが、エービックも最近お仕事をさせていただいたことがある会社だ。両方とも知っている会社だったので、このニュースにはちょっと驚いた。
以前にも、それまで長く取引していた会社がNTTデータグループの一員となったことがあった。NTTデータがグループ会社を増やすことに積極的なのは前からそうなのだが、この不況といわれる中でもその戦略は変わらないらしい。
グループ会社になるということはいわゆるM&Aされるということだが、当然それだけの魅力(=実力)を持っているということである。その実力を最大限に活かすためにどうすべきかを、M&Aされる側の経営者は必死に考えるのだろう。
自分が思うままに事業展開するために独立を維持するか、多少の制約はあっても大手の資本を受け入れて安定した経営基盤を手に入れるか。それは経済状況などそのときの外部要因にも影響されるかもしれない。
いずれにしても根本には、「ゴーイングコンサーン」つまり「企業は永遠に継続する社会的責任がある」という企業経営の大前提があるのはまちがいない。
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