2010年1月26日
日本の課題
当社から2ブロックほど離れたところに、民主党の神奈川県総支部事務所がある。
最近、街宣車がそのあたりをウロウロして「小沢一郎は辞めろー!」とかしましい。警察も警備はしているのだが、排除するだけの理由がないらしく、音量を測定したり、ビデオを撮影したりしているだけだ。
うちの事務所でもかなりうるさいのだから、近くの会社やお店はたまらんだろうなあ。
街宣車に限らず、最近のマスコも民主党、特に小沢幹事長に厳しい。政治と金の問題というのは昔からよくある話で、悪代官と強欲商人という絵が浮かんで責めやすいのだろう。
もちろん、政治はクリーンでなければならないとは私も思う。政治家によって、特定の企業が甘い汁を吸うようなことは絶対あってはならない。
しかし、今現在政治にやってもらわなければならないことは、もっと他にあるだろう。まずは、予算を通し、必要な法律を成立させて、この逼迫した状況を打開するための糸口を用意してもらわなければならない。景気が浮上する気配が見えないまま年度末を迎える状況は、非常に危ない。
常々思うのだが、日本のマスコミの一辺倒な論調には軽薄さと危機感を覚える。ジャーナリストたるもの大勢に流されずに、一般人がうなるような深い洞察力に基づいた情報を提供してもらいたい。売れることだけを目的にした情報提供は、日本を危うくするだけだ。
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