2010年3月16日
鳩山内閣、半年経過
鳩山内閣が今日でちょうど半年を迎えたらしい。
この半年を見ての私自身の率直な感想は、「思ってた以上にダメだなあ。。」
おおかたの人もそう思っているのではないか。
政権運営に不慣れなのは仕方ないとしても、根本的な部分で信頼感を損なっているのはこの内閣に「芯」がないように感じるからだ。抽象的なスローガンではなく、具体的な目標として何をする内閣なのか、ということが伝わってこない。それは次のような点に端的に表れている。
■鳩山首相について
- 決断力がない。
- 指導力がない。
- 言葉に重みがない。
■内閣全体について
- 内閣としてのまとまりが感じられない。
- 言葉ばかりが踊り、実行が伴わない。
- スピード感がない。
だが、それに代わる内閣はあるのか。
自民党は変わることはおろかまとまることすらできず、空中分解寸前の有様。第三極として注目され始めたみんなの党があるが、数が絶対である民主主義において少数政党を中心とする内閣はあり得ない。仮にあったとしても、実力が未知数であるから民主党の二の舞にならないとも限らない。
こういった現状を踏まえると、消去法の論理で民主党にしっかりしてもらわなければならないということになってしまう。少なくともそう遠くない日に起こるであろう政界再編までは。
今の日本はあらゆる面で待ったなしの状況ではある。しかし、これから半年内に民主党を政権党らしく成長させるのことが、中長期的に見たときに日本の政治に希望を持てるようになる道ではないだろうか。祈るような気持ちで、そう思いたい。
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