2012年4月 2日
新年度を迎えて
4月です。朝会社にくる電車の中もいつもより混んでたように感じました。
当社も昨年から決算期を3月に変更したため、今月から新しい事業年度(期)を迎えたことになります。
新しい期にあたって。
昨今のように経営を取り巻く環境が早いスピードで変わっていくとき、会社がその変化に対応できるのかが非常に重要です。会社の実力を結果の数字だけで判断していると、大きな波が来たときに対応できずにひっくり返る恐れがあります。
"最も強いものが生き延びるのではなく、最も賢いものが生き延びるのでもない。唯一生き残るのは、変化に対応できるものである。"(チャールズ・ダーウィン「種の起源」より)
会社を経営する立場として、この言葉は示唆に富んだ言葉であり戒めでもありました。しかし、頭では理解していたつもりでも実行することは非常に難しいということを思い知らされています。
当社も前期は「会社を変える」ということを最大の課題に据えて、いろいろな施策に取り組んできました。それまで数年に渡って構築してきた事業の枠組みが外部の変化に対応しきれていないと感じたからです。
新しい会議体を作り、ツールを導入し、人事考課の観点を改め...。しかし、1年を終えたときに会社が変わったという手ごたえは、残念ながら多くありませんでした。
なぜ変われなかったのか。いちばんの理由は、私が社員に対して変わった先にある具体的な会社のイメージを伝えきれなかった点にあると思います。あるべき姿を漠然としか伝えられなかったのが最大の敗因でしょう。
新しい年度を迎えた今、社員に対して改めて変わる必要性を訴えるととともに、どんな会社にしたいのかを具体的に示していかなければいけません。
何よりもそれがこの会社で働くみんなにとって有益であるということを理解してもらうために。