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発想するために

シーブレイン設立間もない頃からお付き合いのある取引先の方が会社を辞められることになり、昨夜一緒に食事をしてきました。
先月も別の取引先で、同じように設立当時からお付き合いしていた方がお辞めになられたばかりです。どちらも私よりお若いのですが、できたばかりの吹けば飛ぶようなシーブレインに継続的に仕事を出していただき、シーブレインが成長する過程で大変お世話になりました。仕事上の立場を超えて親しくお付き合いさせてもいただいたので、それぞれ転機を迎えられたことに私自身も感慨深いものがあります。

お二人とも最終的に決断されたきっかけは外的な要因だったらしいですが、それ以前から現状のまま続けていくことに疑問を感じ行く末を模索されていたそうです。私自身も同じような不安というか焦りのようなものを感じてたまらずに会社を辞めて独立したので、お二人の気持ちはわかるような気がします。もっとも、私が会社を辞めたときとは年齢や待遇がまったくちがうので、遥かに勇気のいる決断だったでしょうが。

しかし、いろいろお話を聞いているうちに逆に私の方が勇気づけられました。当然ですが、転職にあたってご自分が何をやりたいか、どういう仕事をするべきか、どんな環境がいいのかなど、真剣に考えられています。それは目先のことだけではなく、今後世の中がどうなっていくのか、自分はどうやって社会に貢献するのかといったことにまで及びました。そして、今までの仕事の延長線上に限らずもっと広い視野で考えられていることを聞いたとき、私自身の視野も広がった気がしました。

会社の方向性や今後の事業を考えるとき、どうしても現状の枠組みやリソースにしばられて考えてしまいます。まったく畑違いのことはできず、ありもしないヒト・モノ・カネを当てにして考えるわけには行かないのでそれは当然なのですが、それだと発想が広がらないジレンマがあります。現状からいったん離れるつもりで頭をリセットして、違う角度から世間を見てさらに自分自身を振り返ると気がつくものが出てくるような気がします。その際に大切なのは、どうありたいか、何をもって社会に貢献するか、という思いです。それが確立されていれば進む方向は見えてくるのではないかと、昨夜お話を聞きながら考えていました。

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