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大学生となった息子へ

4月1日です。学校や役所、そして多くの会社が新年度を迎えました。
今日は電車や街中で新入社員あるいは新大学生らしい、真新しいスーツがぎこちない人を多く見かけました。くたびれたスーツがすっかり馴染んだ我が身にも、遥か昔ああいう頃があったなあと新鮮な気持ちを思い出させてくれます。

私事ながらうちの息子も今日大学の入学式を迎えました。子供の大学の入学式に付いていく親の気が知れない、などと他人のときには言ってたのですが、我ながら無節操だと思います。会社を抜け出して付いて行ってしまいました。

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大学には高校までとは比べ物にならないくらい広い世界が待っています。全国から集まった同級生、自由な時間、広い行動範囲、バイトなどを通じて知る学外の世界、異性との交友などなど。ややもすれば学生の本分を忘れて、日々ただ流されてしまうような誘惑があふれているとも言えます。

そんな誘惑に負けないように意識して欲しいのは、自分の価値観は何かということです。価値観とは自分が生きていく上で譲れないもの、自分が自分であり続けるための信念とも言えます。大学生は肉体的も法律的にも子どもから大人になるまっただ中にいます。大人になるとは自分に対して責任を負うことです。ぶれない価値観がないと責任ある言動や行動は取れません。

とは言うものの、現実的には社会人になっても価値観が曖昧という人はたくさんいます。責任ある仕事を任され、後輩や部下の面倒をみる頃になってやっと自分の価値観を意識するというのが大方の人かもしれません。ただ、大学生の頃から自分の価値観はなんだろうと意識するだけでも違います。本を読んだり人と話をしたり何かアルバイトをするときでも、漠然とではなく何かを得ようと思う意識が成長を促してくれるはずです。

自分が成長することにありったけの時間をかけられる学生時代がいかに貴重か、社会人になってからつくづくわかります。もっと有意義に過ごしていればよかったと後で後悔しないように、息子には充実した大学時代を過ごしてもらいたい。バイトと麻雀に明け暮れて社会人になってから後悔した親父からのアドバイスです。

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