2015年5月18日
センチメンタル・ジャーニー(馬車道編)
ちょうど10年前の2005年、たまプラーザから現在の場所へ移転します。移転のきっかけはひらめきみたいなものでした。移転する前年の11月頃、会社の謄本を取るために馬車道近くの法務局までやって来ました。行きは自宅からみなとみらい線の馬車道駅まで来て、帰りは地下鉄に乗るために馬車道を通って関内駅まで歩きました。馬車道には独特の雰囲気があります。
馬車道を歩いているとテナントを募集しているビルがあります。ここに事務所があったら毎日通うのが楽しいだろうな、とふと思ったのです。それが移転のきっかけです。
しかし、たまプラーザから馬車道への移転では電車の路線はまったく変わり、社員の多くが通勤時間が長くなります。それでもあえて移転を決めた一番の理由は、環境の変化による刺激がほしかったのです。たまプラーザは住むにはとてもいい所ですが、ビジネスの場としては落ち着きすぎていました。いろんな人や企業と知り合い可能性を拡げるためにもっと都会に行った方がいい。それも東京ではなく、横浜の中心地へ。横浜の会社であることを前面に押し出して行きたい。社員にはそんな説明をしたと思います。
移転の様子はこのブログ(2005年4月30日)でも書いています。思えばこのブログも馬車道への移転をきっかけに始めたのです。
あれから10年経ちましたが馬車道への移転は正解でした。求人の反応は以前とは全然違います。また、同業者も近くにあり刺激になりますし、場合によっては協力し合うこともできます。そして「馬車道」というブランドを冠に(このブログもそうですが)会社のアピールをしやすくなりました。もっとも、いやなこと、つらいことも当然ありました。会社設立以来最悪の状況になったこともあります。それでも何とか20年目を迎えることができました。
今回、宮崎台、たまプラーザ、そして馬車道とオフィスのあった場所を巡ってみて忘れていたことも思い出しました。けっこういろんなことがあったなと改めて感慨深いです。でも、ここもまだ通過点です。これからどんなことがあるのか、それを楽しみにしたいです。