2015年7月 1日
Challenge for Change
さて、今日から7月。昨日で第1四半期が終わりました。
期首のキックオフミーティングで社員に「今期は厳しい年になるだろう」と話したのですが、そのとおり第1四半期は厳しいスタートになりました。なぜ厳しくなったのか。それは、スピードが早いか遅いかは別にして状況は常に変化していくからです。
ビジネス環境を分析する手法に3C分析があります。以下の3つのCを分析して次の戦略を考える方法です。
- Customer(顧客):顧客が求めるものは何か
- Company(自社):自社の強み/弱みは何か
- Competitor(競合):競合の強み/弱みは何か
これを意識しなければならないのですが、問題は時間の経過とともに変わっていくことです。顧客が求めるものも顧客を取り巻く状況(業績、意思決定者の交代など)によって変わっていきます。自社の強みも社員が入れ替わったり技術的なトレンドが変わることによっていつの間にか強みでなくなっていることがあります。そうこうしているうちに競合が強みを磨いて顧客に接近しています。
3C分析はちょっとした状況の変化に気づいたらすぐに見直す必要があります。その小さな変化を見落として何も対応をとらないでいると、取り返しのつかない事態になっていることがあるのです。変化に気づいたら自分も変わっていく。
しかし、人間は本質的に変化を嫌う性質だといわれています。変化することは未知の世界へ進むことになるからです。「このままじっとしていれば元に戻るんじゃないか。」だれもがそう思った経験があるはずです。そうやって自ら変化することを拒むことで徐々に追い込まれていくのです。
経営者の仕事は状況の変化を感じ取ったときに速やかに自分(自社)も変化する決断をすることだと思います。
生き残る種とは、最も強いものではない。最も知的なものでもない。それは、変化に最もよく適応したものである。
It is not the strongest of the species that survives, nor the most intelligent that survives. It is the one that is most adaptable to change.
- Charles Darwin (ダーウィン) -
このダーウィンの言葉は経営者にとって示唆に富んだ名言です。
Challenge for Change
この記事のタイトルにもしたこの言葉はシーブレインの今期のスローガンです。
変化することをためらうな、変化するために挑戦しよう。変化は成長だ。
第1四半期を顧みて自分自身がそれほど変化できてないことを反省し、第2四半期の初日に決意を新たにするために書いています。