2006年2月27日
中学受験近からず遠からず
「もう始まってるわよ。どうすんの?」
だいたいうちの女房の物言いは唐突です。2週間前の休日もいきなりこんな切り出しでした。10年以上一緒に暮らしていても、これだけで通じるわけがない。
「何が?」
「塾。もう4年の塾は始まってんの。よその子は通い始めてるわよ。どうすんの、うちは。」
うちの息子は4月で小学4年になります。中学受験する子は4年から塾に通い始めるのが一般的だそうで、その4年の授業は2月から既に始まっているらしいです。知らなかった。
親子共々特に目標の学校があるわけではなく、入れるものなら中高一貫がいいかな、程度だったのです。しかし、女房が持っていた偏差値順の一覧を見ると、聞いたことのない学校ばかり。私が知っているくらい有名な学校はずーっと上の方で、これはどうやっても無理そうだな、とだんだん現実が見えてきました。
いずれにせよ情報を集めなければと、それから近くの塾を回っては資料を集め、ネットで学校や塾の情報を検索したりしています。2週間経過しましたが、いまだにどこの塾に入るか決まっていません。だんだん面倒になってきて、息子には「通信教育だけでがんばれば?」と言ってみたりしています。
受験しないで近くの公立校に行くのも選択肢ですが、それはそれで緊張感のない時間を過ごしそうです。本人も受験に興味を持っている(しかし困難さはまったくわかっていない)ので、やるだけはやらせてみようかと。
どの学校に行くかというより、息子が成長する過程をどこでどう過ごすことが本人の糧になるのか、が重要です。ゆとりと緊張感をバランスよく持って、自分の将来を思い描けるような環境を得てくれればと願います。
しかし、受験戦争に巻き込まれると、そんな悠長なことは言ってられなくなりそうですが。