2006年3月 2日
調和と個性
数日前から腕に湿疹ができ、消えそうにないので病院に行ってきました。ネットで見つけた馬車道駅近くにある病院です。
診察室に呼ばれ、椅子に座ろうとしてギョッとしました。医者の腕に数珠が巻いてあるのです。医者に数珠というのは、どうなんでしょう。私の感覚ではずいぶん違和感があります。
その職業にふさわしい身形というものがあります。営業はきちんとしたスーツ姿、デザイナーはカジュアルながらもこだわりを感じさせる格好、キャリアウーマンはタイトなスカートなど。ちょっと私個人の思い込みもあるかもしれませんか。
相手に不安や不快感を与えない配慮というのは、仕事をする上で必要です。最近は経営者でも意図的に奇をてらった身形をする人もいますが、それを個性や自己主張だというのはちがうんじゃないかなあと。本当に他と違う自己を確立している人は、ただ立っているだけでも何かを感じさせるものです。
わかっていても簡単にはそうなれないから、世の経営者はいろいろやってみるのかもしれません。その気持ちは十分わかります。