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直感に訴える

マニュアルでもWebサイトでも「直感的にわかるようにしてほしい」という要望をいただきます。文章よりも図やイラストを駆使して、読み手が一目で理解できるようなものを作ってほしいということです。

シーブレインはマニュアル作成にしろ、ローカライゼーションにしろ、Webサイト制作にしろ、ドキュメント(文書)を扱うのが商売なので、日々かなりの文章を読んだり書いたりしています。文章を読みことに慣れている職種と言えるでしょう。それでも、マニュアルやWebサイトを開いたときに文字ばかりだと、ちょっと引いてしまいます。必要性が低ければ、読むことを止めてしまうこともあります。

興味があるものは量が多くても多少読みづらくても読みますが、興味のないものは読みやすい工夫がされていないと避けたくなるものです。そして、往往にして作り手が伝えたい重要な情報というのは、読み手には興味のないものであることが多いようです。マニュアルしかり、Webサイトしかり。

シーブレインはもちろんこれまでも、いかにして読んでもらえるかという点に配慮して、構成(話の展開)、1ページの量、1文の長さ、図表の活用など、ライターやデザイナが常に工夫してきました。しかし、最近要求されているのは、もっとビジュアル的な要素が強いものです。極端なことを言えば、文章なしでイラストだけでマニュアルを書くようなご要望です。これに応えるには、概念を具象化する能力と、それをイラストに展開できる技術力が必要です。現在はライターとデザイナが協力して対応していますが、一人で両方できる人が必要なのかな、と思ったりしています。今後の人材育成の課題の一つかもしれません。


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