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モバイルデータ通信(前編)

外出することが多いと、出先でどうやってメールチェックをするかが問題になる。

オフィスにいないんだからメールチェックできないのは仕方ない、とは割り切れない。気が小さいので、外出している間に情報(特に自分にとって不都合な情報)の入手が遅れるのが心配になるのだ。

で、外出先でのメールチェック方法だが、大きく3つの方法がある。

(1) 携帯電話
携帯電話でPCのメールをチェックできる「リモートメール」というサービスがある。これならパソコンを持ち歩かなくてもいいので、身軽でいい。
だが、返信が必要な場合は、私の不器用な指の操作だと非常に面倒なことになる。ちょっとした空き時間にチェックするくらいならいいが、これだけでいつでも大丈夫、とはならない。
それと、私だけの問題なのかもしれないが、最近つながらないことが多くなった。

(2) 公衆無線LAN
最近無線LANのアクセスポイントがある店が多くなった。私がよく利用するのはマクドナルドだ。マクドナルドではYahoo! BBの無線LANが使える(全部の店ではないが)。NiftyのIDを持っていれば利用可能だ。
これの良さは安定的にブロードバンド通信ができることだ。最大11Mbpsなので、オフィスに居るときとまったく変わらずネットにアクセスできる。
ただ、いかに日本にマクドナルドが多いと言っても私が行く先すべてに在るわけではないし、またコーヒーを1杯飲むくらいの時間的な余裕もないといけない。それなりに利用するための条件が必要なのだ。
あと、私のようなオヤジがああいう店に居てどう見られているのかも、最近ちょっと気になりだした。

(3) モバイルデータ通信
結果的にいちばん利用するのが、パソコンに接続したデータ通信カードを使う方法だ。これなら、電波さえ届けば電車の中でも通信できる。
あらゆるキャリアがモバイルデータ通信のサービスを提供しているが、選択するポイントはエリア、料金、通信速度の3つだ。
その3つを判断した上で私が今までずっと利用していたのがウィルコムだった。KDDIポケットの頃からもう5年くらい使っている。携帯電話より若干エリアは狭いが、携帯電話より速度が速いのが魅力だった。最近は速度では劣ってきたが、料金が定額なのが絶対的なアドバンテージだ。
機種も何回か買い換えて、今使っているのは「AX510N」というものだ。8つの通信チャネルを束ねて利用できて、最大512Kbpsという速度がウリ。3年前に買ったときは、モバイルでこのスピードは画期的だったのだ。


(カバンから取り出すときにひっかけて片方のアンテナがない。。)

それが、最近になってauが定額料金のデータ通信サービスを始めたのを知った。月額がウィルコムとそれほど変わらない。さらに速度は、最大3.1Mbpsだという。もとより、エリアは携帯電話の電波の届く範囲というからウィルコムより広い。エリア、料金、速度のすべてにおいて勝るか同等ということなら、これは乗り換えるしかないでしょう。

ということで、さっそく購入した。「W05K」という機種だ。

ただ、最大3.1Mbpsといってもベストエフォート(できるだけがんばってみるけど保証はしないからね)方式なので、実際にどのくらい出るのか非常に気になる。スピードテストをやってみることにした。

その結果は・・・。
(後編につづく)


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