2008年8月18日
夏休み
先週の火曜日(12日)から昨日まで夏休みを取った。
と言ってもどこへ行ったわけでもなく、自宅にいて犬の散歩をしたり本を読んだりしていただけだ。まあ、「休む」という意味では正当な過ごし方をしたとも言える。
朝と夕方、毎日2回犬の散歩に行ったのだが、散歩中に目についてものが二つ。
百日紅。なんと読むかご存じだろうか。「さるすべり」だ。
今まで意識しなかったが、よくよく気をつけて歩いてみると、うちの近所には百日紅の木が多い。
人の家の庭、公園、街路樹。
百日紅はその名のとおり約100日間(7月中旬~10月中旬)鮮やかなピンクの花を咲かせるらしい。今がその時期なので、私のようにぼんやり歩いている人間でも気がついたのだろう。
百日紅(さるすべり)は、そのふざけた名前と由来であるツルッとした幹にばかり気を取られていたが、鮮やかなピンクの花を改めて見ると「意外に美人じゃないか」と思ってしまう。今までひょうきんなだけのイメージしか持っていなかった女性の、ふとした横顔にドキッとするのと似ている。(蛇足でした。。)
もう一つ気になったのが精霊馬。
キュウリの馬とナスの牛だ。うちの実家ではこの風習がなかったのでめずらしい。
送り火の16日に、何軒かの家の玄関先に出してあるのを見つけた。
行きは早く迎えられるように馬に乗って、帰りはのんびり牛に乗って、というのが一般的な説らしいが、精霊が馬に乗って牛には荷物を乗せて楽に帰れるように、という説もあるらしい。お盆中にはなくて送り火の日に出してあったということは、このあたりでは後の説に従っているのかもしれない。
遠くへ行かなくても、普段気がつかないものを身近で見つけられた。いい休みだったと思う。
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