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Steve Jobs ...

今朝、Steve Jobs逝去のニュースが報じられました。
このブログの前回のエントリーはJobsがCEO退任のときだったのですが、まさかそれから1か月余り後に逝去のエントリーを書くとは思っていませんでした。

最初にニュースを見たときは一瞬息をのみました。私とわずか5歳しか違わない56歳という若さでの死です。

しかし、彼がこれまで生み出してきたものは文字どおり世界を変えるもので、まさにイノベーター(革新者)と呼ばれるべき人あり、そして私にとっては他の何ものより最高のインスピレーションでした。

私がコンピュータに関わる業界に入ったのが1986年です。ようやくMS-DOSを標準としてコンピュータがコンシューマーに普及し始めるPCの黎明期でした。Appleは1984年に初代のMacintoshを出しています。
そう思えば、私の社会人としての約25年の歴史はパーソナルコンピュータの歴史にほぼ重なっているといえます。

その中で、ずっと縁遠いところにあったMacを初めて手に入れたのが1998年に発売されたiMacです。当時2歳だったうちの息子が、文字を読んだり数を数えるようになれたのはほとんどiMacのおかげです(苦笑)。

同時に、私はそのころからSteve Jobsに強い興味を抱くようになりました。
彼が掲げるシンプルで明確なビジョンと戦略。次々に生み出される洗練された製品。そして革新的なビジネススキーム。私のSteve Jobsへの関心はどんどん強まっていき、知れば知るほど彼の強烈な個性に魅かれてきたのです。

Steve Jobsについて語りたいことは尽きません。しかし、今はただ彼と同じ時代を生きて、そのビジョンと行動と彼が生み出したものをリアルタイムで感じ触れることができたことに心から感謝します。

最後に、彼が2005年にスタンフォード大学の卒業式でスピーチした際の最後の言葉を、彼の軌跡とともに心に刻んでおきたいと思います。

Stay hungry, stay foolish. (ハングリーであれ、愚かであれ。)

前回のエントリーでも書きましたが、できればもう一度だけ彼の姿を見たかったです。


2005年スタンフォード大学卒業式でのスピーチ(前半)
 

2005年スタンフォード大学卒業式でのスピーチ(後半)

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