2015年9月 8日
台風接近
台風18号が近づいています。関東地方は風雨とも明日がピークのようです。
今回は秋雨前線が停滞していて、台風の接近前から降る、典型的な雨台風パターンです。
特に近畿・東海・関東では、あす9日にかけて大雨に。
台風の東側に活発な雨雲が広がるため、中心から離れた関東でも急な激しい雨のおそれがあり、一部の交通機関に影響が出る可能性もあります。
また、竜巻など突風も、特に台風の東側・北側では、起こる可能性を頭に入れておきたいところです。(Yahoo!ニュースより引用)
竜巻も他人事ではありません。先月17日には藤沢と横浜で発生しています。予知できるものではないので、不要な外出を避けるなどして用心しましょう。
さて、台風といえば。私の実家は鹿児島です。子どもの頃は毎年夏から秋にかけて台風がひんぱんに襲来しました。あの頃の台風は今よりずっと強烈だったという思いがあります。立て付けの悪い木造の古い家だったので、風雨を余計に激しく感じたのかもしれません。
大きな台風が近づくと、親父が家につっかい棒を立てたり閉めきった雨戸に板を打ち付けて備えます。徐々に激しくなる風雨。風の音がだんだん強くなり、外を見ると木々が大きく揺れています。台風の前って妙に興奮するという話を聞きますが、私もそうでした。ネットで調べたところ、脳の危険察知でアドレナリンが出るからだという記事を見つけましたが、どうなのでしょう。怖いもの見たさの期待感のように思いますが。台風が逸れたり早々に温帯低気圧になったりすると、不謹慎にもガッカリしたものです。
そして台風が来ると必ず停電になりました。雨戸を閉めきっているので夜になると家の中は真っ暗です。その中でろうそくを立てて食事をしたり風呂に入ったりします。停電なのでもちろんテレビを視ることもできず、ラジオで台風の状況を聴くくらいです。やることもないので弟と早々に布団に入るのですが、なかなか寝付けません。非日常的な状況というのはイベントのようで気分が高まります。何の根拠もなく自分は安全だと思っていたからでしょう。子どもだったから仕方ないと言えますが、大人になった今はそんなお気楽でいられません。
今回の台風は雨台風ということで大雨による被害が心配です。住宅環境は昔より良くなったはずですが、毎年のように土砂崩れによる被害が発生します。危険が近づいたら速やかな避難勧告がなされ、何事もなく無事に過ぎ去ることを願います。