2017年1月 9日
改めて企業理念について
松の内が明けてしまいましたが、遅ればせながら明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。
新しい年を迎えるにあたって改めてシーブレインという会社についてお話したいと思います。それには企業理念のお話をするのがいちばんです。企業理念を定められていない会社もあるようですが、シーブレインにとって企業理念は不可欠のものとなっています。
シーブレインは、マニュアル作成、翻訳、Webサイト制作という3つの事業を行っています。ほとんどの顧客はその事業ごとに異なり、メンバーが仕事上で交わることはめったにありません。入社しても他の部署のメンバーと接する機会がないため、部門を超えた交流はほとんどありませんでした。
以前は私自身それでもよしと思っていました。3つの事業はそれぞれ別のフィールドで競合と戦っています。それぞれが力をつけて部署を拡大し、いずれは分社化してもいいと思っていたのです。なので部門ごとにカラーが異なり、部門を超えた交流がなくてもやむを得ないと思っていました。
しかし、いわゆるリーマン・ショックの時期に致命的な業績の悪化にみまわれます。分社化するどころか会社の存続が危ぶまれるほどの状況に追い込まれたのです。このとき自分の認識の甘さを痛感させられました。そこから考え方を変えて、どうすればシーブレインという会社を一つにまとめられるか、一つのチームとして最大限のパフォーマンスを発揮できるかを追求することにしたのです。
3つの事業が別々の顧客を相手にしているという状況は簡単に変えられません。つまり、仕事上での接点を増やすことはむずかしいわけです。仕事以外で3つの部署を結び付けられるものは何か。当時はいろんな本も読みました。その結果「企業理念」という会社の核が必要という結論に至ったのです。ちがう仕事、異なる顧客を相手にしていても根っこをたどれば同じもの。それが企業理念です。
現在シーブレインは企業理念を以下のように掲げています。
使命
情報通信技術を活用したソリューションにより、顧客に新しい価値と可能性を提供する。
価値観
顧客感動、チームワーク、個性の尊重、仕事を通した継続的な成長
行動指針
- 常に顧客の利益を念頭に行動する。
- 目的達成のために、あらゆる手段を検討し実行する。
- 全員の知恵と技術を結集する。
- 新しい技術と知識の習得を求め続ける。
- プロとしての自負と、行動に対する責任を持つ。
次回からそれぞれに込めた私の思いを話したいと思います。