2005年12月20日
消えずにすむ?灯台
ゴトウ@シーブレインさんが消えた灯台の話を書いていましたが、こちらは消えずにすみそうな灯台の話です。
ギネスブックに登録されている世界一高い灯台って、どこだかご存知ですか。それはハマのシンボル“マリンタワー”です。山下公園を挟んで氷川丸と並ぶ夜景は、まさしく横浜の象徴的な風景でしょう。
しかし、マリンタワーと氷川丸のいずれも、最近は入場者数が伸びず収支が悪化、老朽化が進み維持費は増大、という悪循環に陥り存続が危ぶまれていました。それが、横浜市がマリンタワーを取得することを表明し、存続できそうになったようです。一方の氷川丸は、日本郵船が引き取って修繕するそうです。
存続が決まったとしても、集客力が弱いという根本的な原因は解決していません。しかし、人が呼べなくなったから用なし、というのは短絡的です。基本的に合理的な考えを尊重する私ですが、経済的合理性だけでは判断できない場合もあります。
今まで、マリンタワーと氷川丸が横浜のシンボルであったことを否定する人は少ないでしょう。これからは別な意味のシンボル、横浜再生のシンボルとなるような、まったく新しい活かし方を官民一体となって考えるのも意義深いと思います。